みなさん、最近韓国のエッセイが熱い!というのはご存じでしょうか。
以前は日本の書籍が韓国語に翻訳され、韓国でヒットすることが多かったのですが、最近では韓国人のエッセー作家による韓国のベストセラーが日本語に翻訳されて日本の書店に並ぶということが増えてきました。
そこで本記事では、日本語に翻訳されている韓国のエッセイ本たちを紹介していきます!
日本語に翻訳された韓国のエッセイ5冊
「韓国人作家の本を読んでみたい」という方、
「最近悩みが尽きなくて疲れ気味」という方、
または「韓国語勉強中」や「韓国に興味がある」という全ての方にオススメしたい書籍ばかりです。
韓国のベストセラーはエッセイだらけ?
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競争社会といわれている今の時代。日本ではどうしても生きにくいと感じてしまうことがあります。それは韓国でも同じで、 そんな生きにくさと自分の中で感じている違和感を明確にし癒してくれるエッセイが今の韓国で空前のブームを巻き起こしています。
韓国の書店に行くといつもベストセラーコーナーにはエッセイが上位を占めている状況。
日本にも同じ悩みや同じ思いを抱えている人が多く、本の内容に共感できる人々を中心に人気が出て、日本の書店でも韓国人作家のエッセイをよく見かけるようになりました。
日本語に翻訳された韓国のエッセイ
それでは現在日本語版が購入できる韓国の人気エッセイを紹介していきます。
本記事で紹介するエッセイ本のラインナップはこちら
それではひとつひとつ紹介していきます。
日本語に翻訳された韓国のエッセイ① 死にたいけどトッポッキは食べたい
オススメ度:
書店でこの本を見た時に思わずフッと笑みがこぼれました。題名を見ただけでこの本が私の心の中ににスーと入ってきたような感覚です。
医師との会話を通してどんどん主人公の気持ちが紐解かれていき、またその主人公の気持ちがとても赤裸々で、綺麗事だらけの今の社会で生きている人たちの心の奥底に眠っている感情を引っ張り出してくれている気分になります。
表現できない苦しさや、周りとの関係で悩んでいる時に助けられる本です。
ひどく憂鬱なわけでも幸せなわけでもない、どこか虚しい状態。「気分変調性障害(軽い憂鬱症状が続く状態)」にかかった著者の治療記録は、改めて人を理解することの難しさを感じさせるとともに、同じ状態にいる人を励ます。ペク・セヒ 山口ミル訳『死にたいけどトッポッキは食べたい』(光文社) pic.twitter.com/nB3JmnhhzL
— Title(タイトル) (@Title_books) February 17, 2020
この本についに手を出してしまった🐨
” 死にたいけどトッポッキは食べたい”
ナムジュンが読んでた本の翻訳が出たので、早速買ってみた。
少し読んだけど内容に共感する部分があって、私だけではないんだと思うとができた😢読み進むのが楽しみ〜 pic.twitter.com/dtcu2mHZFf— 서현(ソヒョン)🌸(勉強時期突入✏︎) (@iH03zsUaGotKczo) January 25, 2020
日本語に翻訳された韓国のエッセイ②私は私のままで生きることにした
オススメ度:
私はこの本をバイブルとして持っています。もう何度も読み返したか、と言う程。
自分を見失って生きている方、職場や学校で無理やり明るい自分を演じてしまっている方、他人の目が気になってしまう方にはとてもオススメしたい一冊です。
他の自己啓発本のような無理矢理感はなく、ゆっくりと「自分は自分でいいんだよ。」と認めてあげる。
読み終えると自分の感情や自分をもっと大切にして生きて行こうと思えるようになる一冊です。
『私は私のままで生きることにした』読んだ。こういう生き方エッセイみたいな本は悩める20代の頃たまに読んだけど、この本みたいに個人の問題を解決する方法は社会問題を解決することだ、とはっきり書いてあるのは見たことないし新鮮。(だからと言って別に社会運動しろとかは書いてない)。 pic.twitter.com/9r14kaHhMI
— こっぺ (@hoppehoppe7) April 7, 2019
「私は私のままで生きることにした」読みました🙌
違うところももちろんたくさんあるけど、やっぱり韓国と日本は文化的に似ているなあと思う。 pic.twitter.com/HabTuhyTFG
— ミモザ🌻 (@CamelliaSnowing) November 23, 2019
日本語に翻訳された韓国のエッセイ③82年生まれ、キム・ジヨン
オススメ度:
2018年に出版されたと同時に韓国では大ヒットベストセラーになり、翌年2019年にはコン・ユ、ジョン・ユミ主演で映画化もされたという韓国の歴代ヒット作に残る作品です。
生きてく上で女性が感じる違和感ともやもやした感情。当たり前のようになっているけど、これっておかしくない?と思うも、変えることができない現実。それがこの本に全て詰まっています。
韓国だけの問題でなく、まだ男女間の固定概念が強い日本でも特に深く共感できるであろう内容となっており、これから社会が更に良くなるために知っておくべき第一歩のように感じました。
女性のみならず男性にも是非おすすめしたい本です。
『82年生まれキム・ジヨン』と『娘について』と『フィフティ・ピープル』は三姉妹みたいな小説なので、つながりで読んでみてほしいと思う
↓こんなかんじで、考えのきっかけになる
『キム・ジヨン』…私たちは誰なの
『娘』…私たちは何をしてきたの
『フィフティ』…私たちには何ができるの— 斎藤真理子 (@marikarikari) May 6, 2019
職場に『82年生まれ、キム・ジヨン』を置いておくと「貸してください」って若い世代から言われたり、読書感想会がなんとなく始まったりする流れが生まれてなんか良い。借りてった20代女性から母が夢中になって読んでたって感想も聞けた。ほんと日本語訳出してくれてありがとうの気持ち。
— アコムギ (@akomugi) April 24, 2019
日本語に翻訳された韓国のエッセイ④+1cm(プラスイッセンチ)たった1cmの差があなたの世界をがらりと変える
- 作者:キム・ウンジュ/ヤン・ヒョンジョン
- 出版社:文響社
- 発売日: 2016年07月22日頃
オススメ度:
カフェなどに置いてあるような可愛くておしゃれな表紙が印象的なエッセイ。実は見た目だけでなく内容も素敵なんです。
「しんどいな」「自分今日落ち込んるな」と思ったら、1cmだけ視点を変えてもう一度その問題を見てみることで「あれ?実はこんなことだったんだ」と前向きに世界を変えてくれるお手伝いをしてくれるような本。
この本に書かれている一言一言にパワーと癒しがあり、買って手元に置いておきたい本です。
先程紹介した本…(о´∀`о)
+1cm(プラスイッセンチ)前向きになれる言葉が沢山書いてあり、さらりと読めて文章が苦手な方でも大丈夫かと思います。イラストも可愛らしい。
パラパラとめくって、ピタッと止めたページを読むのもアリかと思いました。 pic.twitter.com/uIPLBGa351— ぴ(*・8・*)よ (@piyo___hiyoko) February 24, 2017
+1cm(プラスイッセンチ)たった1cmの差があなたの世界をがらりと変える https://t.co/OvwASaslum
とっても素敵…とくにhspの方好きだと思うー! pic.twitter.com/JsCwLelZGj— なお@HSPHSSさんの本書いたよ (@naoroom772) February 18, 2019
日本語に翻訳された韓国のエッセイ⑤あやうく一生懸命生きるところだった
- 作者:ハ・ワン/岡崎 暢子
- 出版社:ダイヤモンド社
- 発売日: 2020年01月17日頃
オススメ度:
「人生は一度しかないから全力で生きろ!」
「時間は限られている!」
という言葉に囲まれて生きてきた私にとっては「え?一生懸命生きなくていいの?」と自然と惹きつけられた本です。
一生懸命生きることは素晴らしいことですが、この本を読んで、一生懸命生きる中に「無理をしている自分」がいることに気づき、その無理をしている自分が自分自身を苦しめているんだとはっとする部分がありました。
エッセイでもあり、新しいタイプの自己啓発本のようでもあり、“生きる“ということについて考えられる哲学書の様でもある本です。
“あやうく、
一生懸命生きるところだった”意外にも韓国のベストセラー本らしい。
タイトルもいいが、イラストが最高にいい味出してる。
猫に踏み踏みされる休日みたいな毎日。
読まずにシンプルな幸せ感いただきました❗️#あやうく一生懸命生きるところだった#韓国#猫イラスト pic.twitter.com/8Bs1D6spw6
— UEしながら不動産@広尾 (@NejPCPzjGKchv6A) July 2, 2020
괴테가 그랬다. “인생은 속도가 아니라 방향”이라고.
ゲーテが言った。”人生は速度ではなく方向”だと。何冊かペラペラめくって目に付いたこの懐かしいワードで、そのままレジに直行。(笑) “あやうく一生懸命生きるところだった”ってタイトルもゆるくていい。あとは読むだけ🙋🏻♀️← pic.twitter.com/oZ6LW3VKUo
— 유미☻! (@ymmmm__89) February 4, 2019
韓国のエッセイは日本でも大人気!!
いかがでしたでしょうか。
どれも忙しい現代社会を生きる人の心に刺さる内容で、日本人の私たちでも共感できる内容となっています。
日本では韓国のエッセイが人気ですが、韓国では日本の小説がとても人気があり、特に東野圭吾さんや村上春樹さんの書籍は新作はもちろん、発売から時間がたっていてもいつもベストセラーに陳列され、書店ごとに日本文学のコーナーがある程。
韓国日本だけではなく、全ての国において、国境を超えても人々の悩みや思いは共感できる部分はたくさん。
興味のあるかたはぜひ韓国のエッセイを読んでみてください!