アンニョンハセヨ。
韓国語を独学で始め、現在では韓国に住みながらOLしているyuka(@allaboutkankoku)です。
韓国語の独学を始める前に最初の壁となる部分、「参考書選び」。
なんて悩まれていませんか?
私は現在、韓国語の通訳・翻訳の仕事をしておりますが、韓国語を学び始めた頃は参考書を使って一人で独学していました。
本記事では独学の経験者として、韓国語の独学者の為の参考書選びのポイント、そして自分に合った参考書の探し方を解説していきたいと思います。
- 参考書選び6つのポイント
- 初心者にオススメ”本当に効果のある”参考書5冊紹介
私は現在韓国の大企業で韓国語の翻訳者兼通訳者として働いていますが、私も最初はKPOPアイドルが喋っている韓国語を理解したい!とう思いから独学を始めました。
その結果、市販の参考書を使った独学だけでTOPIK4級(中級上)、ハングル検定3級まで取得することができ、日常生活には困ならい程度の韓国語を話すことができるようになりました。
ランキングだけ見たい方はこちらへジャンプ!
- 韓国語の独学にオススメな参考書【そもそも参考書は必要?】
- 韓国語の参考書選びのポイント
- 韓国語の参考書選びのポイント①ハングル文字の解説が分かりやすいものを選ぼう
- 韓国語の参考書選びのポイント②基本書を選ぼう
- 韓国語の参考書選びのポイント③厚すぎないもの
- 韓国語の参考書選びのポイント④フレーズや単語が実践的
- 韓国語の参考書選びのポイント⑤分かりやすいイラストや解説が多く載っている
- 韓国語の参考書選びのポイント⑥例文のCDがついている
- 韓国語の独学初心者さんにお勧めな参考書
- 5位:JINHO 韓国語 初級1 テキスト+ブルーレイ3枚(JINHO株式会社 梁珍浩)
- 4位:本気で学ぶ韓国語(CD BOOK)(著チョ・ヒチョル)
- 3位:ゼロからしっかり学べる!韓国語 文法トレーニング (木内 明 )
- 2位: 新装版 できる韓国語 初級I(新大久保語学院(しんおおくぼごがくいん)、 中野隼人)
- 1位:目からウロコの ハングル練習帳 (基礎から学ぶ語学シリーズ)(八田 靖史 )
- まとめ~自分に合った参考書を選ぶこと~
韓国語の独学にオススメな参考書【そもそも参考書は必要?】

時々「私は参考書なしで勉強した」「参考書は使わない方がいい」という意見を聞きますが、参考書なしでも韓国語を学ぶことは可能です。
しかしそれは「できるようになる=ある程度喋れるようになる」であり、
マスターすることはまず不可能
赤ちゃんが言語を取得する際には、お父さんお母さんの会話を聞いて、それを真似することで段々と言語を話せるようになります。
そして4,5歳児になると自分で本を読み、小学生になり学校で学ぶことで語彙が段々と増えていき、次第に難しい本を読んだり文章を作ることができるようになります。
独学者にとって、参考書はまさに「学校の先生」の役割となるのです。
赤ちゃんが語学を取得するように、参考書がなくても”聞く”ことで、ある程度韓国語ができるようにはなりますが、そこには限界があり正しい韓国語、文章の構成、言い回しの活用などができるようになるレベルまで行くためには、参考書は必須となります。
韓国語の参考書選びのポイント

参考書が「学校の先生」であれば、一番大事なのは良い先生に出会うことですよね。
良い先生に出会えば実力が目に見えて上がっていきますし、反対に自分に合わない先生であれば思うよに伸びないものです。
参考書も同じで、自分に合った良い参考書に出会うということが独学をする人には最も大切となります。
それでは「良い参考書」を選ぶためにはどのような点を重視してみるべきか、というところを紹介していきます。
韓国語の参考書選びのポイント①ハングル文字の解説が分かりやすいものを選ぼう
私が独学を始めた時はハングルを覚えることから始めました。
恐らくみなさんもハングルを覚えることから始めると思います。
ですので、まずは最初の学習部分であるハングルの部分が単結にまとまっていて分かりやすいものを選ぶようにしましょう。
ハングルはしっかりと学習すれば1週間、早い人では1日でマスターできます。
韓国語が分からない人が見たらただの暗号の様に見えるハングルを読むことができるようになると、勉強のモチベーションがぐーんと上がり、次のステップへ移りやすくなり、学習の継続にもつながります。
韓国語の参考書選びのポイント②基本書を選ぼう
言語はすべて文法と単語の組み合わせで成り立っています。
文法、単語どちらかがかけていけても文章はなりたちません。
ですので、文法と単語がまんべんなく載っている参考書を選ぶようにしましょう。
たまに「韓国語の文法は日本語と同じだから単語帳だけ買う」という独学者さんを見受けられますが、韓国語の文法は日本語と同じようで異なる部分も存在します。ですので、全てが網羅されている基本書を買う様にしましょう。
基本書にも常用単語はほぼ載っており、始めのうちはそこに出てくる単語を学習するだけで十分です。
韓国語の参考書選びのポイント③厚すぎないもの
理由は単純です。厚い参考書と薄い参考書どちらの方がやる気になりますか?
恐らくみなさん薄い参考書を選ぶのではないでしょうか?
私の経験上、厚い参考書は終わらせられた試しがありません(*_*;
しかも厚い参考書と薄い参考書を比較した時に、参考書から学べる内容の差はほとんどありませんし、返って薄い参考書の方が短結に分かりやすくまとまっていることがあります。
またこれは勉強のモチベーションにも繋がることですが、参考書一冊を終わらせたときの「やりきった!」「自分にもできた!」という成功体験の積み重ねが語学の勉強をする上では大変重要となります。
ですので、初めて独学をされる方たちには、終わらせるのに時間がかかる厚い参考書よりは薄い参考書を選ぶことをお勧めします。
韓国語の参考書選びのポイント④フレーズや単語が実践的
参考書同士を比較すると、学べる文法や発音方法はほぼ同じ内容ですが、参考書内で使われているフレーズ、単語には差がでてきます。
フレーズや単語は必ず実用的なものが載っている参考書を選ぶようにしましょう。
例えば英語の授業で一番初めに “This is a pen”を学びますが、実用で使ったことのないように、韓国語の参考書にもあまり実践で使うことのないフレーズや単語が多く使われている参考書がありますが、私の経験上はあまりお勧めしません。
語学というものは頭で学んだ後に、実践で使って初めて自分の肉と血になります。ですので、実践で使える単語、フレーズを学ぶということが重要になります。
韓国語の参考書選びのポイント⑤分かりやすいイラストや解説が多く載っている
人は活字よりイラストや写真等イメージで捉えたものの方が記憶に残るという実験結果があります。
”飽きやすい方”や私のように”もともと勉強が好きじゃない”と言う方はイメージやイラストが多い参考書を選ばれることをオススメします。
また勉強で脳が疲れてしまった時にもイメージやイラストでの解説は息抜き代わりにもなります。
できたら活字だけのものより様々な学べる工夫がしてある参考書を選ぶようにしましょう。
韓国語の参考書選びのポイント⑥例文のCDがついている
独学ではなかなかネイティブの発音を聞く機会がありません。
文字ばかり勉強していても、発音やリスニングが伸びませんので、必ずネイティブの発音のCDがついているものを選ぶようにしましょう。
その中でも、単語のみの発音、単語とフレーズの発音が収録されているものと二種類ありますが、断然単語とフレーズの発音が収録されているものを選びましょう。
リスニング練習に役にたつのはもちろん、のちにスピーキングの練習をする際にも使えるので、必ず例文の発音CDがついているものを購入するようにしてください。
最近ではCDではなくアプリなどで韓国語のリスニングができる教材も増えてきました。
そのなかでも特に「オーディオブック」は登録されている韓国語教材もかなり多く、「通勤しながら」「家事をしながら」と”ながら”で韓国語のリスニングの勉強ができるためとっても人気です。
「オーディオブック」のオススメ教材は以下の記事で紹介しており、無料でお試しもできるので興味のある方はチェックしてみてください。

韓国語の独学初心者さんにお勧めな参考書

それでは具体的にどの参考書を選ぶべきか、ランキング形式で紹介していきます。
現在韓国語の通訳・翻訳の仕事をしている私がどれも独学時代に使ったものの中で本当に効果のあった5冊を厳選しました。私目線でのおすすめポイントと参考書を使用した独学方法のコツや他のユーザーさんの口コミを一緒にご紹介していきます。
初級・中級・上級とある中から、本日は導入部分である初級を対象としております。
この中から是非あなたにピッタリな参考書を見つけてみてください。
初級は卒業した、もしくは中級以上の方へのオススメ参考書は以下の記事で紹介しています。

5位:JINHO 韓国語 初級1 テキスト+ブルーレイ3枚(JINHO株式会社 梁珍浩)
JINHO 韓国語 初級1 テキスト+ブルーレイ3枚 (日本語) テキスト – 2015/1/1
初めて表紙見た時は、「え?これが参考書??」と思ったほどPOPなデザインです。表紙に負けず劣らず中身はオールカラーなのでまるで絵本や漫画を読んでるような錯覚に陥り、楽しく韓国語が学べます。本当にハングルが全くわからないという初心者さんにピッタリの優しい内容で可愛いイラストもついているので全く飽きません。またブルーレイがついているのも大きいポイント。発音や筆記方法まで先生自ら詳しく説明してくれます。飽き性、参考書が苦手という方には大変お勧めしたい参考書です。
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4位:本気で学ぶ韓国語(CD BOOK)(著チョ・ヒチョル)
韓国語の参考書の著者の中で神と呼ばれる”チョ・ヒチョル”さん著書の参考書です。他にも「1時間でハングルが読めるようになる本」や「1日でハングルが書けるようになる本」などが有名ですが、私がお勧めしたいのは「本気で学ぶ韓国語」。1部2部とで分かれていて、少し厚さはありますがこの1冊で韓国語の文字~文法~会話まで学ぶことができます。こちらの参考書は私が留学の準備中に使用していたのですが、練習問題を繰り返し行うことで韓国語脳を作るのに大変効果的でした。また発音強制ができるのがポイントで、語学堂入学時のスピーキングテストの勉強にとても役に立ちました。この本のおかげで留学前にTOPIK4級レベルの会話はできるようになっていました。
お勧め度 | |
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3位:ゼロからしっかり学べる!韓国語 文法トレーニング (木内 明 )
レッスンが全1~40で構成されており、基礎から応用まで学ぶことができます。主に文法中心の参考書ですが、私のおすすめポイントはフレーズの質がいいところ!フレーズがかなり実践的です。基礎ももちろん学ぶことができるのですが、一冊で応用ができるようになるまで成長したい方にはこちらの参考書をお勧めします。
お勧め度 | |
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2位: 新装版 できる韓国語 初級I(新大久保語学院(しんおおくぼごがくいん)、 中野隼人)
韓国学習者の中では誰もが知っている有名な参考書です。実際にも韓国語の語学教室でも使用されている参考書で単語、文法、フレーズが網羅されており、付属でCDもついているのでリスニング、スピーキングの勉強にも役立ちます。全てがまんべんなく網羅されているため、私はハングル検定4級の試験を受ける前にこの参考書を一通り勉強し、合格しました。また動画もあるのが特徴です。本気で韓国語を勉強したい方にはお勧めの参考書です!
お勧め度 | |
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1位:目からウロコの ハングル練習帳 (基礎から学ぶ語学シリーズ)(八田 靖史 )
堂々の1位に輝いたのは「目からウロコの ハングル練習帳 (基礎から学ぶ語学シリーズ)」 この参考書は実際に私が独学時代に使用していた参考書の中で一番ボロボロになるまで使用した参考書です。 3日で終わるというのを謳っているだけあって、本当に3日、長い人でも1週間以内で終わらせることができます。
決して長い期間ではないのに、参考書を一通り終わらせたあと「あれ?K-POPアイドルのSNSの投稿が読めるようになってる!!」「韓国語の歌の歌詞が理解できる!!」と感じたのが大変印象的でした。 内容は少し独特ですが、その分印象に残るため覚えやすく、語学の習得に重要となる「小さな成功体験」もこれでもかという程感じることができるため、3日坊主や継続するのが苦手な方にとてもお勧めです!!
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まとめ~自分に合った参考書を選ぶこと~
独学で語学を取得する上で最も重要なことは「継続すること」です。
ですので、独学のパートナーとなる参考書が自分に合っていることがとても重要になってきます。
誤った参考書選びをしてしまうことで、つまらない、続かない、伸びない、という問題が発生し、韓国語を独学で取得することをあきらめてしまう方も多いのが事実です。
ですので、参考書は実際に使ってみた人の感想やこの記事で紹介したような「良い参考書」のポイントを踏まえて選ぶことが大変重要になります。
ぜひこの記事を参考に、みなさんの韓国語学習に役立ててください。
それでは今回はこの辺で!
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