アンニョンハセヨ。
韓国でOLしながら翻訳・通訳の仕事をしているyuka(@allaboutkankoku)です。
大勢の前で発表するときや、多くの人に向かって話し掛ける時の呼びかけ「みなさん」。
フォーマルな場以外でも、友達との会話で「みんなは?」と聞いたり、「~のみんな」と呼びかけたり、日常生活では欠かせない呼びかけの単語ですよね。
今回の記事ではそんな「みんな」は韓国語でどのように言えばいいのか解説していきます。
韓国語で何かを発表したり、作文を書いたりするときにも使えるワードなので、ぜひ頑張って覚えましょう!
韓国語の「みんな」は4種類ある!!
日本語で大勢の前で呼びかける時は「みなさま」「みなさん」を使い、友達や親しい間柄であれば「みんな」を使うかと思います。
しかし、韓国語で「みなさん」「みんな」を表す単語は、相手がどんな立場の人か、またはその場の状況で変わり、なんと4種類もあるのです。
誤ってつかってしまうと、大勢の前で恥をかいてしまうなんてことも。
そんなことが内容に、韓国語の4種類の「みんな」の使い分けを徹底的に解説していきます
4種類の韓国語の「みんな」の使い分け
韓国語には「みんな」を表す単語は大きく分けて以下の4つあります。
- 여러분(ヨロブン)
- 모두(モドゥ)
- 다들(タドゥル)
- 얘들아(イェドゥラ)
日本語の「みんな」「みなさん」の様に似た単語でもなく、全部全く違う単語を使います。
여러분(ヨロブン)
「みんな」という単語として一番一般的に良く使われるのがこの「여러분」です。とても丁寧に「皆様」というニュアンスで使われます。
アイドルのコンサートや、ドラマ、または芸能人のインタビューで聞いたことがある!という方もいらっしゃるかと思います。
初めて会う不特定多数の人や、目上の人にも使えるワードです。
팬 여러분 오늘은 즐거워셨나요?
(ファンのみなさん、今日は楽しかったですか?)
모두(モドゥ)
不特定多数の人にみなさんという風に使う単語。
この「모두」は本来「全て」という単語になるので、「모든 분」と「~の方」の「~분」を付けることで「すべての方」と丁寧な言い方でも使うことができますし、先ほどの「여러분(ヨロブン)」に付けて「여러분 모두(すべてのみなさん)」という風にも使用可能です。
※活用すると「모두(全て)」⇒「모든(全ての)」と形が変わるので、注意が必要です。
힘든 것을 할때는 모두 힘을 모아야해.
(辛いことをする時はみんな力を合わせなきゃ)
다들(タドゥル)
ラフな表現の「みんな」という意味で使われる単語です。
「다」は「全て」、「들」は「~たち」を表し、「들」が付くことで複数の人や物を表します。ex)연예인들(芸能人たち)
모두と似ていますが、「모두」は不特定多数の人を表すのに対し、「다들」は特定多数の”ここにいるみんな”を表す単語です。
다들 오늘 뭐해? 나랑 좀 놀아줘.
(みんな今日なにしてるの?私と遊んでよ)
얘들아(エドゥラ)
「얘들아」は完全に友達同士でのみ使わられる単語です。家族にも使いません。
自分と対等、もしくは自分より位が下の人に使う言葉で、例えば芸能人が幼稚園に撮影に行った時、園児たちに「얘들아 잘지내(みんな元気)?」などいう感じのニュアンスで使います。
決して目上の人、大勢の前では使わないように注意しましょう。
얘들아! 오랜만에 모이자!
(みんな!久しぶりに集まろうよ!)
韓国語の「みんな」を使った例文
ここまで紹介した様々な「みんな」を使って韓国語の例文を紹介していきます。
ニュアンスや使い方のコツなどを確認してみましょう。
여러분 준비 되셨나요? 그럼 다음 곡!
(みなさん準備できましたか?それでは次の曲!)
다들 벌써 다 먹었어? 나 아직 많이 남았는데
(みんなもう全部食べたの?私まだたくさん残ってるのに)
얘들아, 같이 가!!
(みんな!一緒に行こうよ!)
모든 분들께 감사 인사를 드리고 싶습니다
(全ての方に感謝の言葉をお伝えしたいです。)
모두가 행복하길 바래.
(みんなが幸せでありますように)
韓国語の「みんな」のまとめ
いかがでしたでしょうか。
韓国語の「みんな」の使い分けをまとめると
- 大勢の人の前で話す時は「여러분」
- 友達同士では「얘들아!」
- ここにいるみんなのことを言う場合は「다들」
- 不特定多数のすべての人は「모두」
と言う風に状況や相手によって選んで使います。
韓国語のアイドルや、芸能人もファンに話しかける時や視聴者に話しかける時にこの「みんな」という単語はかなり頻繁に使っているので、注意して聞いてみると面白いかもしれませんよ!
それでは今回はこの辺で!