アンニョンハセヨ。
韓国でOLしながら翻訳・通訳の仕事をしているyuka(@allaboutkankoku)です。
この記事では韓国語の「どうしよう」について紹介します。
「どうしよう」は独り言や困った時に使え、韓国のドラマや映画にも頻繁に出てくる言葉です。
覚えてしまえば実用性の高いフレーズなのですが、スペルが少しややこしく、韓国人でも正しく書く事が出来ない人が多いとか。
そこで今回は韓国語の「どうしよう」について、正しい書き方や発音、活用などを例文をつかって分かりやすく解説していきます!
「どうしよう」の韓国語は?
「どうしよう」の韓国語は「어떡해(発音:オットケ)」。
独り言の場合は「어떡하지(発音: オットカジ)」という言い方をしたりもします。
韓国ドラマや映画などのエンタメをよく見る方であれば一度は聞いたことがあるかと思います。
「어떡해」「어떡하지」はこのまま文字通りに読むと「オットッヘ」「オットッハジ」となりますが、「떡」のパッチムの「ㄱ」と「해」の「ㅎ」の部分が連音化して「ケ」の発音となり「オットケ」「オットカジ」が正しい発音です。
韓国語の「どうしよう」のスペルに注意!!
この「어떡해(オットケ)」と同じ発音で「どう(HOW)」という意味の「어떻게(オットケ)」という単語があります。
どちらも発音は同じ。なんと意味まで似ている!!!/(^o^)\ナンテコッタイ
この二つはとてもややこしい単語で韓国人でもいまだに間違えている人が多い単語です。
試験などでも間違えやすい単語なので、しっかりと使い分けを覚えて行きましょう。
「어떻게」は「어떻다」の活用形
「어떻게」は「どうだ」という意味の「어떻다(オットッタ)」が活用した形で「どのように~」という副詞の単語。
어떻게 먹어요? (意味: どうやって食べるのですか?)
어떻게 가요? (意味: どうやって行きますか?)
など疑問形の形で、文頭に持ってきて使います。
어떻게は副詞の為、어떡해のようにこの単語のみで文章は成り立ちません。
「어떡해」は「어떡하다」の活用形
反対に「どうしよう」の意味を持つ「어떡해」は「どうする」という意味の「어떡하다(オットカダ)」が活用した形。
「어떻게」が副詞であったのに対し、「어떡하다(オットカダ)」は形容詞となるため、「어떡해!(どうしよう!)」、とこの単語のみで使うことができます。
어떡해の元の形は「어떻게」?!
実は「어떡하다」の単語の元をたどると、本来の形は「어떻게 하다」なんです!!
どういうことかと言うと
어떻게(どのように)+하다(する)= 어떡하다(どうする)
⇒ 어떡해(どうしよう)
となり、「어떡하다」は어떻게 하다(どうする)が短縮した形なのです。
韓国語で「どうしよう」の丁寧な表現は?
「どうしよう」は日本語と同様タメ語の表現になります。
「どうしましょう」と丁寧に表現するには「어떡하죠(オットカジョ)」を使います。
「~죠(ジョ)」は「~지요(ジヨ)」が合体した形。最後に「~요(ヨ)」がついているのでヘヨ体の丁寧な会話体の表現です。
独り言で言うには「어떡해(オットケ)」を使っても構いませんが、目上の人に対して使う時、またはフォーマルな場面の場合は独り言でも「어떡하죠(オットカジョ)」を使います。
아직 보고서가 완성 안 됐는데….어떡하죠?
(まだ報告書が完成してないんですが…どうしましょう。)
어떡하죠. 손님 기다리고 있는데 사장님 아직 도착 안 하셨다고 합니다.
(どうしましょう。お客様がお待ちですが、社長がまだ到着していないそうです。)
韓国語の「どうしよう」を使った例文を紹介
より理解を深めるために、韓国語の「どうしよう」を使った例文を紹介していきます。
ドラマや映画などで「어떡해(オットケ)」「어떡하지(オットカジ)」が出てきた時の状況などと照らし合わせて確認してみてください!
시험 합격했다!! 너무 기뻐서 어떡해…
(テスト合格した!嬉しすぎてどうしよう。)
엄마한테 엄청 혼나겠다 어떡하지..
(ママにめっちゃ怒られそう、どうしよう。)
너무 사랑해서 어떡해.
(大好きすぎてどうしよう)
고장난 것 같은데? 어떻게 해야되나?
(壊れたっぽいな。どうしたらいいかな?)←※「どうしたら~」の表現は副詞の「어떻게」を使います。
어떡해 어떡해!! 박서준한테 디엠 답변 왔어!!
(どうしよどうしよ!!パクソジュンからDMの返事来た!)
その他韓国語で「どうしよう」を表す表現
「어떡해(オットケ)」の他にも韓国語で「どうしよう」と表す表現があるので、紹介していきます。
「어떡해(オットケ)」と同様に独り言や心配ごとがあるときに使える表現です。
어쩌지(オッチョジ)
「どうして」「どんなわけで」という意味の「어쩌하다(オッチハダ)」が活用した形で「どうしよう」という意味で使われます。
使い方は「어떡해(オットケ)」と同じ。
丁寧に「どうしましょう」と表現したい時は「어쩌죠(オッチョジョ)」の形になります。
어쩌면 좋아(オッチョミョン チョア)
「어쩌하다(オッチハダ)」に「좋아」がついて「どうしたらいいんだ」「どうしたらいいの?」という意味で使われます。
困った時によく使うフレーズです。
큰 일 났다(クン イル ナッタ)
直訳すると「큰(大きな) 일(事) 났다(起きた)」となり、「一大事だ」という意味で使うフレーズです。
「どうしよう」よりもより緊迫感があり、「やばいぞ!」というニュアンスも含まる表現です。
결제 하려고 했는데 지갑 놓고 왔네. 어떡하지
(お会計しようとしたら、お財布おいてきちゃった。どうしよう)
큰 일 났다! 결제 하려고 했는데 지갑 놓고 왔네
(やばいどうしよう!!お会計しようとしたら、お財布おいてきちゃった。)
韓国語の「どうしよう」に対する返事
「どうしよう」に対しての返事は「괜찮아(大丈夫だよ)」や「걱정마(心配ないよ)」などと声をかけてあげることもできますが、
どうにもならない時は「어쩔 수 없지(どうしようもないよ)」と言いましょう。
またはよりポジティブな返事をするのであれば「어떻게든 되겠지(どうにでもなるよ)」などといった言い方もあります。
友達や周りの人が「どうしよう」と困っていたらこのような言葉を掛けてあげると、相手も安心できるかと思います。
韓国語の「どうしよう」のまとめ
いかがでしたでしょうか。
韓国語の「어떡해(どうしよう)」のポイントは以下の通り
- 正しい発音は「オットケ」
- 正しいスペルは「어떡해」
- 丁寧に言う場合は「어떡하죠(オットカジョ)」
簡単な一言のフレーズですが、特に「어떻게」とのスペルが似ているのでその点だけ注意して使ってください!
もしかしたら周りの韓国人も正しいスペルを知らないかも知れないのでクイズを出してみても面白いかもしれません。
ちなみに私の夫(韓国人)は「어떻게」と書いてまんまと引っかかってました(笑)
それでは今回はこの辺で!