アルゲッソとアラッソの違いは?韓国語「わかった」を現地通訳が解説

📝 この記事の結論
韓国語の「わかった」は「알았어(アラッソ)」と「알겠어(アルゲッソ)」の2つ。
・알았어(アラッソ)=過去形 →「(内容が)わかったよ」と事実を理解したニュアンス
・알겠어(アルゲッソ)=意志形 →「わかった(そうするね)」と未来の意志を含むニュアンス
・目上の人には「알겠습니다(アルゲッスムニダ)」=「承知しました」が正解
・ビジネスでは알았습니다より알겠습니다を使うのが韓国社会のマナー
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アンニョンハセヨ。
韓国在住7年目、現地の韓国企業で通訳・翻訳の仕事をしているyuka(@allaboutkankoku)です。
韓国語教員養成課程卒・延世大学語学堂卒・TOPIK6級取得の私が、今回は韓国語の「わかった」について徹底解説します。
「わかった」は日常会話はもちろん、ビジネスシーンでも毎日のように使う超頻出フレーズです。
でも、韓国語には「알았어(アラッソ)」と「알겠어(アルゲッソ)」という2つの「わかった」があり、使い分けを間違えると相手に失礼になることもあります。
この記事ではアラッソとアルゲッソの違いはもちろん、「わかりました」「承知しました」の丁寧な言い方、ネイティブが使うスラング的な用法、そして「なんでわかったの?」「やっとわかった」といった実践フレーズまで、まるごと紹介します。
韓国語の「わかった」は알았어(アラッソ)と알겠어(アルゲッソ)
韓国語で「分かった」にあたる表現は、大きく分けて2つあります。
| 韓国語 | 読み方 | 意味・ニュアンス |
|---|---|---|
| 알았어 | アラッソ | (内容が)わかった=過去形 |
| 알겠어 | アルゲッソ | わかった(これからそうするね)=意志形 |
どちらも「知る・分かる」という意味の動詞「알다(アルダ)」が元になっています。
알았어(アラッソ)は「알다」の過去形で、「(あなたの言っていることが)わかった」と事実の理解を伝える表現。
一方、알겠어(アルゲッソ)は「알다」に意志・推量の「~겠다(ゲッタ)」をつけた形で、「わかった(=これからそのようにする)」と未来への意志が含まれます。
「わかった」の韓国語|알았어(アラッソ)と알겠어(アルゲッソ)の違いとは?
では、알았어(アラッソ)と알겠어(アルゲッソ)の違いを、もっと具体的に見ていきましょう。
| 알았어(アラッソ) | 알겠어(アルゲッソ) | |
|---|---|---|
| 文法 | 過去形 | 意志・推量形 |
| ニュアンス | 事実として理解した | 理解した+これからそうする意志 |
| 印象 | ストレート・断定的 | 柔らかい・婉曲的 |
| 使う場面 | 友達同士、軽い相槌 | 目上の人、ビジネス、丁寧に伝えたい時 |
分かりやすく、例を出して解説しますね。
💡 例文で比べてみよう
お母さんのセリフ:
엄마가 시험 전날은 게임 하지 말라고 했지?
(お母さんがテスト前日はゲームするなって言ったよね?)
알았어, 엄마. 미안해.(アラッソ、オンマ、ミアネ)
→ 「お母さんが言ってること、わかったよ。ごめんなさい」
これはお母さんの主張を理解したという「過去の事実」にフォーカスした返事です。
ただし、「わかったけど、やめるとは言ってない」というニュアンスも含まれ得るのがポイント。
알겠어, 엄마. 미안해.(アルゲッソ、オンマ、ミアネ)
→ 「わかったよ(もうしないね)。ごめんなさい」
こちらは「これからはもうしない」という未来の意志が含まれています。
⚠️ 韓国の職場で注意!
韓国の企業文化では、上司の指示に対して「알았습니다(アラッスムニダ)」と返事をすると、「わかってるってば」と少し横柄に聞こえることがあります。ビジネスシーンでは「알겠습니다(アルゲッスムニダ)」を使いましょう。
ただし、最初のうちは完璧に使い分ける必要はありません。
どちらを使っても意味は通じますし、慣れてきたらニュアンスの違いを意識して使い分けるのがベストです。
「アルゲッソ」「アラッソ」の正しい発音|聞こえ方のバリエーション
🎓 教員養成課程で学んだ音声学の知識
韓国語のパッチム「ㄹ」は日本語の「ル」とは異なり、舌先を上の歯茎裏に軽くつける「L音」です。そのため「알겠어」は「アルゲッソ」よりも「アゲッソ」や「アイゲッソ」に近く聞こえることがあります。ドラマで「あいげっそ」「あげっそ」と聞こえるのはこのためです。
| よくある検索ワード | 正体 | なぜそう聞こえるか |
|---|---|---|
| あるげっそ | 알겠어 (アルゲッソ) | ㄹをそのまま「ル」と聞き取った場合 |
| あいげっそ | ㄹの「L音」が弱く聞こえ「イ」に近く聞こえる | |
| あげっそ(よ) | ㄹがほぼ脱落して聞こえる速い話し方 | |
| あいげっそー | 語尾を伸ばして柔らかく言う話し方 | |
| あいげっすみだ | 알겠습니다の口語的な聞こえ方 |
同じように「알았어(アラッソ)」も聞こえ方にバリエーションがあります。
| よくある検索ワード | 正体 |
|---|---|
| あらっそ | 알았어(アラッソ) |
| あらっそ? |
「わかりました」「承知しました」の韓国語|丁寧語の使い分け一覧
ビジネスや目上の人に「わかりました」「承知しました」と丁寧に言う場合の韓国語を整理しましょう。
| 日本語 | 韓国語 | 読み方 | 丁寧レベル |
|---|---|---|---|
| わかった | 알았어 / 알겠어 | アラッソ / アルゲッソ | パンマル(タメ口) |
| わかりました | 알겠어요 | アルゲッソヨ | ヘヨ体(丁寧・日常) |
| 承知しました | 알겠습니다 | アルゲッスムニダ | ハムニダ体(最も丁寧) |
ここで大切なポイントが1つ。
「承知しました」「かしこまりました」と言いたい場合は、「알았습니다(アラッスムニダ)」ではなく「알겠습니다(アルゲッスムニダ)」を使うのが自然です。
なぜなら「承知しました」は「わかりました、これからそのようにいたします」という未来への意志表示だからです。
「알았습니다」だと「(前から)わかっています」という断定的な響きになり、上司への返答としてはやや失礼な印象を与えることがあります。
ちなみに、日常会話で丁寧だけどラフに「わかりました」と言いたい場合は、ヘヨ体の「알겠어요(アルゲッソヨ)」を使いましょう。
「ヘヨ体って何?」と思った方はこちらの記事が参考になります。
アラッソ・アルゲッソの「スラング的」な使い方|ネイティブのリアルな用法
教科書には載っていない、ネイティブが日常会話で使うリアルな用法を紹介します。
私が韓国の会社で毎日聞いている生きた韓国語です。
① 苛立ちを表す「알았어〜(アラッソー)」
語尾を伸ばして「アラッソー」と言うと、「わかったってば!」という苛立ちの表現になります。
意味:早く準備して!B:알았어~! 알았어~!(アラッソー、アラッソー)
意味:わかったってば!もう!
これは友達同士や家族間でよく聞く表現です。
② 連呼する「알았어 알았어(アラッソ アラッソ)」
2回繰り返して言うと「はいはい、わかったわかった」というカジュアルな相槌に。
ただし、目上の人に使うとかなり失礼になるので注意してください。
③ 確認の「알았지?(アラッチ?)」
「알았지?(アラッチ?)」は「わかったよね?」「わかってるでしょ?」と念押しする表現。
読み方:ネイル チョルテ ヌジュミョン アンドゥェ、アラッチ?
意味:明日絶対遅刻したらダメだよ、わかった?
親が子供によく使う表現でもあります。
状況別の韓国語の「わかった」を紹介|알았어・알겠어以外の表現
「알았어(アラッソ)」「알겠어(アルゲッソ)」以外にも、状況に応じた「わかった」の韓国語を知っていると会話の幅がグッと広がります。
気づいた時の「わかった」= 눈치 챘다(ヌンチ チェッタ)
「話し方をみてあの二人が付き合ってるのがわかった」「部長の機嫌が悪いのがわかった」
このように何かに“気づいた”時の「分かった」は、「눈치 챘다(ヌンチ チェッタ)」という表現を使います。
「눈치(ヌンチ)」は「空気を読む力、察し」という意味の韓国語で、韓国文化を語る上で欠かせない単語です。
読み方:ナ イェジョンブト ヌンチ チェッヌンデ
意味:私は前から気づいてたけど?민정 표정 보고 서준을 좋아하는 것을 눈치 챘어.
読み方:ミンジョン ピョジョン ボゴ ソジュヌル チョアハヌン ゴスル ヌンチ チェッソ
意味:ミンジョンの表情をみて、ソジュンを好きなのが分かった
相槌で使う「わかった」= 그래(クレ)
友達同士で軽めに「わかった」と言いたい時には、「그래(クレ)」をよく使います。
「그래」には「わかった、そうしよう」という同意のニュアンスが含まれています。
意味:明日映画見ようB:그래.(クレ)
意味:わかった、そうしよう
「그래」について詳しく知りたい方はこちらもおすすめです。
改めて「わかった」= 깨달았어(ッケダラッソ)
「君の大切さが改めてわかった」など、「悟る」「改めて気づく」というニュアンスの「わかった」は
「깨달았어(ッケダラッソ)」を使います。
日本語の「悟った」に近い意味ですが、日常会話でもラフに使える表現です。
読み方:トシエソ サラボニッカ シゴリ チョンマル チョアッタヌンゴル ッケダラッネ
意味:都市に住んでみると、田舎が本当に良かったって改めてわかるね
理解した時の「わかった」= 이해했어(イヘヘッソ)
「どういう意味か理解したよ」と、確実に内容を理解したことを伝えたいときは
「이해했어(イヘヘッソ)」を使いましょう。
「이해(イヘ)」は漢字語の「理解」をそのまま韓国語読みした単語です。
「알았어(アラッソ)」よりも「ちゃんと理解できた」という気持ちが強く伝わります。
読み方:ムスン マリンジ イヘヘッソ
意味:どういう意味か理解したよ네 마음은 이해했어.
読み方:ニ マウムン イヘヘッソ
意味:君の気持ちは理解したよ
「わかった」を使った韓国語のフレーズ集|日常会話で即使える
ここからは、ネイティブが日常会話でよく使う「わかった」関連のフレーズを紹介します。
「やっとわかった」の韓国語
読み方:イジェ アラッソ
「이제(イジェ)」は「もう」のほか、「やっと」という意味もあります。
丁寧に言う場合は「이제 알았어요(イジェ アラッソヨ)」。
強調したい場合は「야(ヤ)」をつけて「이제야 알았어(イジェヤ アラッソ)」とも言います。
「なんでわかったの?」「どうしてわかったの?」の韓国語
読み方:オットケ アラッソ?
英語のHOWにあたる「어떻게(オットケ)」を使った表現です。
丁寧に「どうしてわかったんですか?」と聞きたい時は、
「어떻게 알았어요?(オットケ アラッソヨ?)」
もしくは尊敬語の形にして
「어떻게 아셨어요?(オットケ アショッソヨ?)」と言います。
🎓 音声学ポイント:「오셨어요」と「아셨어요」の違い
「알다(アルダ)」の尊敬語は「아시다(アシダ)」です。ㄹパッチムが脱落して「시」がつく形で、これは韓国語のㄹ語幹の規則的な変化。「어떻게 아셨어요?」は尊敬語の過去形なので、目上の方に使う最も丁寧な聞き方になります。
「だいたいわかった」の韓国語
読み方:デチュン アラッソ
100%わかったわけではないけど、だいたい理解できたという場合に使う表現です。
丁寧語は「대충 알았어요(デチュン アラッソヨ)」。
「どういう意味かわかった」の韓国語
読み方:ムスン マリンジ アラッソ
「말(マル)」は「言葉」という意味ですが、ここでは「意味」として使われています。
丁寧に言う場合は「말(マル)」が尊敬語の「말씀(マルッスム)」に変わり、
「무슨 말씀인지 알겠습니다(ムスン マルッスミンジ アルゲッスムニダ)」となります。
また、「意味」という韓国語「뜻(ットゥッ)」を使って
「무슨 뜻인지 알았어(ムスン ットゥシンジ アラッソ)」という言い方もあります。
「わかった」の韓国語 活用一覧表|アラッソ・アルゲッソの全パターン
「알다(アルダ)」の活用を一覧表にまとめました。
この表があれば、どんな場面でも適切な「わかった」が選べます。
| 場面 | 韓国語 | 読み方 | 意味 |
|---|---|---|---|
| 友達(タメ口) | 알았어 / 알겠어 | アラッソ / アルゲッソ | わかった |
| 日常(丁寧) | 알았어요 / 알겠어요 | アラッソヨ / アルゲッソヨ | わかりました |
| ビジネス(最丁寧) | 알겠습니다 | アルゲッスムニダ | 承知しました |
| 確認(念押し) | 알았지? / 알겠지? | アラッチ? / アルゲッチ? | わかったよね? |
| 相槌(軽め) | 그래 | クレ | わかった、そうしよう |
| 理解を強調 | 이해했어 | イヘヘッソ | 理解したよ |
| 気づいた時 | 눈치 챘어 | ヌンチ チェッソ | (察して)わかった |
| 悟り・再認識 | 깨달았어 | ッケダラッソ | 改めてわかった |
「アラッソ」「アルゲッソ」に関するよくある質問
最も大きな違いは時制とニュアンスです。「알았어(アラッソ)」は過去形で「(内容が)わかった」という事実の理解を表します。「알겠어(アルゲッソ)」は意志形で「わかった(これからそうするね)」と未来の行動への意志が含まれます。ビジネスでは「알겠습니다」を使うのが韓国社会のマナーです。
はい、すべて同じ「알겠어(アルゲッソ)」のことです。韓国語のパッチム「ㄹ」は日本語の「ル」とは異なるL音のため、話すスピードや個人の癖によって「あるげっそ」「あいげっそ」「あげっそ」など聞こえ方が変わります。どれも同じ単語なので安心してください。
どちらも正しいですが、場面によって使い分けが必要です。日常会話なら「알았어요(アラッソヨ)」でも問題ありませんが、ビジネスや目上の人には「알겠어요(アルゲッソヨ)」または「알겠습니다(アルゲッスムニダ)」を使うのが韓国社会のマナーです。「알겠」のほうが婉曲的で丁寧な印象を与えます。
友達同士のカジュアルな場面では、「알았어~(アラッソー)」と語尾を伸ばして「わかったってば!」と言ったり、「알았어 알았어(アラッソ アラッソ)」と連呼して「はいはいわかった」と言ったりします。また、軽い同意なら「그래(クレ)」が最もカジュアルです。ただし目上の人には使わないよう注意しましょう。
「どうしてわかったの?」「どうやってわかったの?」という意味です。「어떻게(オットケ)」は英語のHOWにあたる「どのように」を意味する韓国語です。丁寧に聞く場合は「어떻게 알았어요?(オットケ アラッソヨ?)」、さらに尊敬語なら「어떻게 아셨어요?(オットケ アショッソヨ?)」と言います。
韓国語の「わかった」のまとめ
今回は、韓国語の「わかった」について、アラッソとアルゲッソの違いから丁寧語、スラング的用法、ネイティブが使うフレーズまで徹底解説しました。
📌 この記事のポイントまとめ
- 韓国語で「わかった」は「알았어(アラッソ)」と「알겠어(アルゲッソ)」
- 알았어(アラッソ)は「(内容が)わかった」= 過去形・断定的
- 알겠어(アルゲッソ)は「わかった(これからそうする)」= 意志形・婉曲的
- 「承知しました」は「알겠습니다(アルゲッスムニダ)」が正解
- ドラマで聞こえる「あいげっそ」「あるげっそ」「あげっそよ」はすべて同じ알겠어
- 状況に合わせて눈치 챘다・그래・깨달았어・이해했어も使いこなそう
「わかった」というフレーズは相槌としても、文章の中に組み合わせても使える万能表現です。
まずは「알았어」と「알겠어」の違いをしっかり押さえて、慣れてきたら他の表現にもチャレンジしてみてくださいね!
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