アンニョンハセヨ。
韓国でOLしながら翻訳・通訳の仕事をしているyuka(@allaboutkankoku)です。
今回の記事では
のような悩みを抱えてる方のために、韓国語の発音のコツについてどの参考書よりも分かりやすく解説していきます!
発音が上達する練習法も紹介していくので、ぜひ最後までご覧ください。
- 発音の重要性
- 韓国語の発音のコツ
- 発音の練習法
【これだけ覚えればOK】韓国語の発音5つのコツ
日本語と韓国語で最も異なる点は「パッチム」。
日本語では母音と子音の組み合わせで発音しますが、それに加え韓国語はパッチムの発音もしなくてはいけません。
発音の練習をまったくしていなかった私は、完全に日本式の韓国語発音をしてしまっており、実際に韓国に行った際に韓国語が全く通じなかったという苦い思い出があります。
そんな私が現在韓国語通訳の仕事ができるまでになった私が試した発音のコツと発音の練習方法を紹介していきます。
韓国語の「子音」の発音をひとつひとつ詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてみてください。
韓国語の発音「ㅇ」と「ㄴ」の発音のコツ
上記でも述べましたが韓国語発音を学ぶ上でネックとなるのが「パッチム」。
その中でも最上級レベルで難しいのが「ㅇ」と「ㄴ」の区別。
どちらも日本語で書くと「ん」の音となるのでまったく区別がつきません。
でも実は皆さん、日本語で会話をするときに知らず知らずのうちに「ㅇ」と「ㄴ」を区別して発音しているんです。
下の単語を声に出して読んでみてください。
「りんご」「みかん」
「りんご」の発音をするときの「ん」に集中してください。若干口の中で舌を奥に引いて、舌が口のどこにも付かない状態で発音しているのにお気づきでしょうか。実はこの音は韓国語で表すと「ㅇ」になります。
また反対に「みかん」を発音する際、最後の「ん」の部分は舌を上あごにつけるかと思います。これは韓国語では「ㄴ」の発音になるのです。
韓国語の発音「ㄹ」の発音のコツ
こちらも同様に日本人が苦手なパッチムのひとつです。
しかし実はこちらも簡単でとってもシンプルなんです。舌の形が上の前歯にくっつくっ感じ…と言われてもピンとこないと思いますので、こちらは英字にして説明するとすんなり理解できます。
例えば馬を意味する「말」。こちらを英字表記にしてみます
お分かりの通り、韓国語の発音のほうには最後のUがありません。ですので単純に最後の「う」の発音までせずに、「まL」まで発音すればよいのです。
「ㄹ」がパッチムとなっているほかの単語も最後の「う」の音まで発音せず「L」の音まで発音しましょう。
韓国語の発音「ㄱ,ㅋ,ㄲ」の発音のコツ
一見難しく見えるパッチムは一度マスターしてしまえばなんてことありません。簡単です。
私がそれ以上に苦戦したのがこの”ㄱ,ㅋ,ㄲ”の発音です。日本語にするとどれも「K」の音になります。それぞれの発音の区別方法を説明していきます。
가→日本語の「か」と「が」の間の発音です。ガラスの「が」の音は「가」で表すことができます
카→「か」の発音の最後に「h」の音が付き、若干最後に音が抜ける感じで発音します。カラスの「か」は「카」で表わされます。
까→「か」の発音の前に「っ」がつきます。「結果」を発音するときの「っか」の部分が「까」の発音に当たります。
韓国語の発音「ㄷ,ㅌ,ㄸ」の発音のコツ
3と同じく、日本語の「た」の発音も韓国語で表すと3種類に分かれます。
다→日本語の「た」と「だ」の間の発音です。ダンスの「だ」の音は「다」で表すことができます
타→「た」の発音の最後に「h」の音が付き、若干最後に音が抜ける感じで発音します。たらこの「た」は「타」の発音です。
따→「た」の発音の前に「っ」がつきます。「わかった」の「った」の部分が「따」の発音に当たります。
韓国語の発音「어」「 오」の発音のコツ
어は口を開いたまま「お」と発音し、오は口をすぼめて「お」と発音します。
日本語の「お」の発音はほとんどが韓国語では「어」の音に近く、例としては「音楽」の「お」が韓国語表記では「어」となります。日本語に오で発音する単語はあまりありませんが「地球温暖化」の「お」は「오」の発音に割りと近めです。
韓国語の発音がみるみる良くなる!効果的な練習方法
ある程度発音の区別が付くようになったら、発音の練習に移りましょう。
実際に私が行った発音練習の中で効果的なものを抜粋して紹介します。
リスニングを練習
発音なのになぜリスニング?と思った方もいるかと思います。が、人間は耳で聞き取れること意外は発音できないって知っていましたか?
ですので、そもそも発音の違いが聞き取れないと自分の口でその音を発音することは不可能です。
最初は発音の違いが分からなくても、同じ単語を繰り返し繰り返し聞くことにより、だんだんと耳が慣れ、発音の違いが分かるようになってきます。
発音を学びたいからといってリスニング練習を怠らず、しっかりと聞き取れるようになってから発音の練習をするようにしましょう。
リスニングの練習方法はこちらから。
ボイスレコーダーを使用した練習方法
韓国語の単語を発音し、それをボイスレコーダーに録音して実際に聞いてみる練習方法です。
人間は自分の声を聴きながら話すことができないので、自分の発音がうまいのか、間違っているか、発音しながらでは分かりません。
やり方としては、ボイスレコーダーに自分の発音を録音し、ネイティブの発音と聞き比べて自分の発音のどの部分が間違っているのかを探します。
最近ではボイスレコーダーの機能がついていてかつネイティブの発音と比べてくれるような優れた韓国語の練習アプリもたくさんあるので、スマホのボイスレコーダーよりもより確実な発音を身に付けられます。
「オーディブル」「オーデイオブック」を使った練習方法
最近では本を朗読してくれる「オーディブル」や「オーディオブック」といったサービスがたくさんあります。
実はこの朗読サービスに韓国語の教材もいくつか利用でき、韓国語のリスニングを聞き放題で利用することができます。空いた時間で韓国語を聞き流ししたり、シャドウイングの練習用にも使えとっても便利。
無料で体験することもできるので気になるかたは利用してみてください。
ニュースを使った練習法
ニュースでアナウンサーが発する韓国語は最も綺麗な発音です。
テレビ番組やドラマの発音が分かりにくい、早すぎるという人はニュースを使って練習するようにしましょう。
内容は少し難しい部分はありますが、発音練習なので内容の理解は重要ではありません。アナウンサーが発する韓国語の文章をそのままリピートしていきましょう。
ここで気をつけるべきポイントは、何も考えず発音するのではなく、日本語の発音と韓国語の発音の違いを意識しながらリピートすることと強弱のつけかたを意識することです。
すべての言語には語調という強弱の波がありますので、そこをマスターするだけでも韓国語の発音がぐんっと良くなります。
韓国語の発音5つのコツと練習法
この発音のコツと練習法により始めは韓国に行っても誰も理解してもらえなかった私の韓国語がわずか2年後には韓国語通訳の仕事まで出来るようにまで成長しました。
韓国語は英語などのほかの言語に比べて、発音のコツをしっかりつかんで練習することで発音を上達させることが出来る言語です。
みさなんの発音練習にこの記事を参考してもらえると嬉しいです!