韓国語のリスニングを伸ばしたい方へ
韓国語の勉強をしているけれど、なかなか韓国語が聞き取れるようにならない。私の勉強法は間違っているのかな。。と悩んではいませんか?
そんな方のために、
本記事では以下の内容を紹介します。
・正しい韓国語のリスニング勉強法
・リスニングの勉強に役立つ無料ツール
この記事を書いている私は、韓国語の学習歴2年半、
現在は韓国の某有名企業にて韓国語⇔日本語の翻訳・通訳の仕事をしています。
私の学習経験の中で培ったリスニングを伸ばすために必要な条件、そして効率的な勉強方法をご紹介します。
リスニングが伸びない理由は学習の「順番」が原因
勉強しているのに一向に聞き取れるようにならない。テレビを見ても字幕なしだとさっぱり分からない。という方は
そもそも勉強の順番が間違っている可能性が高いです。
もしかしてリスニングの勉強の前に「リーディング」「ライティング」の勉強をされてはないでしょうか?
赤ちゃんが語学をするときを例えてみましょう。一番初めにお母さんとお父さんの声を「聞く(リスニング)」ことから始め、徐々に話すようになり(スピーキング)、そして最終的に読み書きができるようになります。(リーディング・ライティング)
私たちが「リーディング」「ライティング」を学ぶ際「文法」や「活用」などに注目して勉強するかと思います。
いけないことではないのですが、そうすることで韓国語を聞いた時に自然と文法や活用を考えてしまい、脳内で韓国語⇒日本語に翻訳する手間が発生します。
その結果韓国語を聞いても理解するまでに時間がかかりネイティブのスピードに聞き取りがついていかないという現象がおこるのです。
そんなこと言われても、もう文法も勉強しちゃったし…
と思われた方、安心してください。
次で紹介する4つのステップ通りに勉強法を進めていくことで、すでに「文法」「活用」脳ができていてもすぐにリスニング力はアップします。
絶対に伸びる!韓国語リスニングの勉強法
Step①韓国語脳を作ろう
まず一つ目
韓国語脳をつくることです。
「韓国語脳」を作ることで、耳から入った韓国語をいったん日本語に訳さず、そのまま韓国語として理解ができるようになります。
恐らく韓国語学習者の上級者は、韓国語を聞いても頭の中で韓国語⇒日本語という風に訳していないはずです。
赤ちゃんの語学習得の手順を見てみると
リスニング⇒スピーキング⇒リーディング⇒ライティング
という風に学ぶことで自然とその言葉を基本とする「脳」が出来上がりますが、私たちは意識的に韓国語脳を作っていく必要があります。
では具体的にどのようにして「韓国語脳」を作るかというと、方法はただ一つ
「空いた時間に韓国語を聞きまくる」です。
通勤通学時、家事をしながら、寝る前など空いた時間はとりあえず暇があれば韓国語を聞くようにして韓国語に慣れることから始めましょう。
意味は分からなくても大丈夫です。韓国語を聞き始めて1か月~2カ月程経つと自然に耳が慣れ、今まで暗号で全く聞き取れなかった韓国語が、意味はよく分からないけど単語は聞き取れるという状態になるはずです。
そこまでいったらもう「韓国語脳」ができ始めているサインです。
次のステップに進みましょう。
Step② 単語を覚えよう
次の段階は
とにかく単語を覚えまくりましょう。
step1で韓国脳は段々出来上がってきても、そもそもの単語の意味を知らないと文章全体を理解することができません。
赤ちゃんもお母さんお父さんから単語をひとつひとつ教わって段々と言葉を習得していきます。
単語の勉強を進めていくと、韓国語のリスニング中に分からない単語が出てきても前後の単語で意味を推測できるようになってきます。
ここで初めて、「あ、今なんて言ってるのか分かったかもしれない!」という成功体験を実感できるはずです。
単語の勉強は単語帳を使って進めるのをオススメします。
単語帳選びのポイントと単語帳を使った勉強法は以下の記事を参考にしてください。
Step③ 発音の練習をしよう
え?リスニングの勉強なのに発音の練習?と思われたかもしれませんが、
リスニングの習得に発音の練習は必須となります。
その理由は「自分で発音できないものは聞き取れない」からです。
韓国語には日本人には区別が難しい発音がたくさんあります。
例えば
「공」「곤」はどちらも「ゴン」
「어」「오」はどちらも「オ」
という風に韓国語の発音は異なるのですが、日本語の表記にすると発音が同じになる文字がたくさん存在します。
この違いを聞き分けるには、やはり「自分で発音できるようになる」しかないのです。
発音が正確にできるようになるということは、リスニングだけでなくスピーキングやライティングにも役に立ちます。
発音の勉強コツは以下の記事を参考にしてください。
韓国語のリスニングの勉強に使えるツール3選
リスニングの勉強方法が分かったけど、具体的に何を使ってどう勉強したらいいんだろう?
とお悩みの方に、リスニングの勉強に最適なツールを紹介します。
参考書や単語帳を買ってお金がない…という方のために今回はすべて無料で使用可能なのものを紹介します!
①YouTubeを使ったリスニング勉強法
こちらは王道の王道ですね。
無料で使え、しかもコンテンツが無限にあるので、自分の好きなジャンルで韓国語のリスニングを学ぶことができます。
韓国語の文法やフレーズ紹介であれば、日本語の解説がある韓国語学習コンテンツをオススメするのですが、今回の目的はネイティブ韓国語の流し聞きですので、韓国の人が投稿しているものをオススメします。
韓国語が学べるおすすめのYouTubeチャンネルは以下の記事にまとめています
https://allabout-kankoku.info/952/
②ドラマやバラエティ番組を見るリスニング勉強法
どうせだったら音だけじゃなくて映像も楽しみたい!という方には韓国ドラマや映画・バラエティ番組を見ながらリスニングを学ぶ方法をお勧めします。
継続して聞くことで「あれ?この単語何回もでてくるな」「このシーンでこう言ってるから、多分こうゆう意味かな?」とまさに韓国語を韓国語で理解することができるようになってくるはずです。
最後まで見たら、どんな話だったか自分が解釈できた範囲で書き留めておきましょう。
そして単語の学習がある程度終わったらもう一度みてどんな話だったか、前のメモと見比べてみる。
恐らくより詳細に、より正確に理解ができるようになっているはずです。
韓国語の勉強におすすめの韓国ドラマは以下の記事にまとめています。
https://allabout-kankoku.info/52/
③ スマホアプリ
空き時間を利用してリスニングを学習するのに便利なのがスマホアプリ。
通勤・通学などの移動中、寝る前、ちょっと手が空いた時など、スマホを使ってリスニングの勉強をすることで例え忙しい毎日でも韓国語にどっぷりと浸かることができます。
スマホアプリなんて効果ないから。と侮ってはいけません。かなりクオリティレベルの高い学習ができるアプリがたくさんあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
リスニングの上達方法をまとめると以下の通りです。
- 韓国脳を作る(youtube、韓国エンタメ、Podcast)
…とりあえず聞き流す
- 単語を覚える
…できるだけ多くの単語を覚える
- 発音を練習する
…微妙な発音の違いを聞き分けられるようにする
一番大切なことは韓国語を常に聞くことで自分がまるで韓国にいるような環境を作ること。
リスニングは努力がすぐに結果に表れ、リスニングができるようになると自然とスピーキング、リーディング、ライティングまで伸びていきます。
この記事を参考にリスニングを上達させましょう。