アンニョンハセヨ。
韓国でOLしながら翻訳・通訳の仕事をしているyuka(@allaboutkankoku)です。
「韓国語の表現の幅を増やしたいから文法に集中して勉強しよう!」
と思って「韓国語の文法」に特化したテキストを探しているけど、たくさんありすぎてどれを選べばいいのか分からない。
「初級・中級など自分のレベルに合わせたピッタリの韓国語の文法のテキストが知りたいな。」
という方の為に、この記事ではレベル別で「韓国語の文法」を集中して学べるおすすめのテキストを紹介していきます!
自分にピッタリの文法のテキストを見つけましょう!
韓国語の文法に特化したテキストを選ぶポイント
まず、おすすめのテキストを紹介する前に、良いテキストを選ぶ基準について解説していきます。
文法を学ぶに当たってのテキスト選定のポイントは以下の3つ。
①実践的な文法であること
掲載されている文法が実践的であるものを選びましょう。
「実践的じゃない文法なんてある?」と思われるかもしれませんが、自分の普段から良く話す内容や口癖にちょっと意識してもらうとかなり使っている言葉と、あまり使わない言葉があるかと思います。
「この言い回し言って見たい!」「この文法知ってれば私の表現の幅が広がるかも」という文法が多く載っているテキストを選ぶことをオススメします。
②フレーズが載っている
これは文法のみに関わらず、単語帳や会話を学べるテキストにも共通することですが、必ずフレーズがついているものを選びましょう。
フレーズの数は多ければ多いほど〇です。
なぜなら特に韓国語の文法はパッチムによって形が変わるものがたくさんあります。
特に助詞などは「한국과 미국(韓国とアメリカ)」「호주와 미국(オーストラリアとアメリカ)」などとパッチムありなしで変わってくるので例文のフレーズを見ながら学ぶと大変分かりやすく 、理解度も増します。
③掲載している文法の量
入門のテキストは自分の負担にならない量のものが良いのですが、文法に関しては掲載されている文法の量が多いテキストをオススメします。
なぜなら文法を10個知っているのと100個知っているのでは全くもって表現の幅が変わってくるから。
「배고파요(お腹が空きました)」
よりも 「배고파서 미칠 것 같아(お腹が空いて狂いそうだ)」
と言った方がどのくらいお腹が空いているのか印象が全然違いますよね。
より多くの助詞や文法を知っていることでより自分の相手に伝えたい本当の気持ちにより近い表現ができるようになります。
韓国語の文法に特化したおすすめのテキスト
それでは、実際におすすめの韓国語の文法のテキストを6冊紹介していきます。
初級と中級に分けて紹介していくので、自分のレベルに合ったものを選びましょう。
初級編
まずは韓国語の基本の現在形・ハムニダ体・ヘヨ体・過去形などの文法を学びたいという方にオススメのテキストです。
初級の文法をしっかりと学ぶことで、中級・上級に進むにつれても土台がしっかりしていると応用が利きやすいので、何度も練習しながら進めていきましょう。
ゼロからしっかり学べる!韓国語 文法トレーニング
入門のおすすめのテキストでも紹介している韓国語のテキストです。文法一つ一つの解説も細かく記載されているので、初心者におすすめ。
フレーズも基礎フレーズと応用フレーズを分けて紹介してくれているので、一つの文法でこんな使い方もできるんだ!!と感動します。
基本の文法が知りたい方にはとても丁寧で分かりやすいテキストです。
実用韓国語文法 初級
韓国で日本語の教員をされていた、韓国学習者の間でも有名なあの「ゆうき先生」もオススメする1冊。
文法を学べるのはもちろんですが、このテキストの特徴的なところは説明文も韓国語表記があるところ。
また文法を、実際の会話のフレーズを使って説明しているので、とてもニュアンスを掴むのによいテキストです。
「オススメの韓国語の文法解説書ありませんか?」という質問をよく受けるのだけど、僕が知る限り『実用韓国語文法』が最高。一つ一つの文法項目を「シチュエーション付きで」丁寧に解説しており、定着のための練習問題も充実している。難点は「重いこと」ぐらい笑 pic.twitter.com/wh9st86Fcm
— ゆうき 유욱희 (@yuki7979seoul) April 21, 2019
7日でできる!韓国語ゆる文法
「文法も楽しく学びたいな。」という方にオススメなのがこの「韓国語ゆる文法」。題名に”ゆる”とありますが、内容をみると文法ひとつひとつをかなり丁寧に説明してくれています。
漫画もあるので、飽きっぽいという方にはとっつきやすいテキストではないかと思います。
初級かつ7日でできるを謳っているため、他のテキストに比べ文法の量は少ないのですが、初心者で挫折したくない!という方はこのぐらいから初めてみてもいいかもしれません。
中級編
次に基本はできているけど、もっと表現の幅を広げたい。いろんな言い回しができるようになりたいと思っている韓国語の中級向けの文法テキストを紹介していきます。
中級編でははより細かい状況や、ちょっとしたニュアンスの違いまでカバーできる文法書を集めました。
標準韓国語文法辞典
ある程度韓国語ができるという方でもかなり使えるのがこの「韓国語文法辞典」。初級の様に楽しく学ぶといったような本ではなく、題名にも「辞典」とあるようにかなりガチな内容で、お高め。
ですが、情報量は韓国語の参考書のなかでもかなり多く、中級以上の方はひとつ持っておくことをオススメします。
この表現どういう風に言えばいいのか疑問がでる度にこの時点で韓国語の文法を調べていくだけでもかなり韓国語が見に付くテキストです。
絵で学ぶ中級韓国語文法
「絵で学ぶ」と書いてあるから文法の内容はそこまで期待できなそう。と思われがちですが、中級の文法は日本語とは微妙に異なり複雑な内容が多く、それを絵が理解を助けてくれるテキストです。
例えば「~한다」と「~해」の使い分けなど、言葉では解説しずらいものを絵で解説してくれている為細かいニュアンスの違いも理解でき、ポップな見た目とは違い内容はかなりしっかりしている人気のあるテキストです。
韓国語文法 語尾・助詞辞典
韓国語の学習者の憧れが語尾を自由自在に使う!ではないでしょうか?また語尾の使いかたや、助詞の使い方で「この人韓国語できるな」と思われるポイントです。
このテキストはそんな、韓国語の語尾と助詞を辞典の形でまとめたもの。著者・翻訳者とも韓国語トップクラスの専門家の方によるテキストなので、少々お高いですが、納得の情報量です。
韓国語はだんだんできるようになってきたけどもっとネイティブのような自然な韓国語を使いたいという方にオススメの1冊です。
韓国語の文法テキストを使って学ぶことで表現の幅を広がります!
いかがでしたでしょうか。
今回は韓国語の文法に特化したテキストを紹介してきました。
文法を学ぶことで、単純な単語や文章をより細かく、そして的確に伝えることが出来るようになります。
覚えるのはなかなか大変ですが、1冊持って置き、「あ!この表現どうやって韓国語にするのかな?」と疑問が沸いた時に確認するというだけでもかなり韓国語は伸びます。
自分のレベルと勉強方法にピッタリとあった韓国語の文法のテキストを選んで何度も繰り返し練習してみましょう。
それでは今回はこの辺で!