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「もっと」の韓国語「더(ト)」を解説!正しい発音や더욱との違いは?

 

アンニョンハセヨ。

韓国でOLしながら翻訳・通訳の仕事をしているyuka(@allaboutkankoku)です。

韓国語で「もっと」という意味の더(ト)

  • もっと~したい
  • 思っていたよりももっと~
  • もっと~になった

などの文章で使うことができます。

今回はこの韓国語の「もっと」という意味の「더(ト)」について、発音のコツ「더욱(トウッ)」との違い使用時の注意点について説明していきたいと思います!

ハム子
ハム子
そのほかにも、”あの動詞”を使って「もっと」という文章を作る方法も教えるよ☆

 

「もっと」の韓国語は「더(ト)」

 

「もっと」は韓国語で「더(ト)」と書きます。

発音は「ト」ですが、日本語の「ト」とは異なり、”アの口の形で「ト」と発音”します。

 

「もっと~したい」と言いたい時は「더(ト)」を頭に付け、

먹고 싶어.ト モッコ シポ(もっと食べたい)

놀고 싶어.ト ノルゴ シポ(もっと遊びたい)

という風に使います。

 

「또(ット)」と「더(ト)」は別物!!

似た言葉に「또(ット)」という単語がありますが、こちらは「また」という意味で、発音も形も似ていますが、全く違う単語なので注意が必要です。

 

例えば「놀자(遊ぼう)」というフレーズに「더(ト)」をつけると

 

놀자ト ノルジャ ⇒ もっと遊ぼう

と、”(帰らないで)もっと遊ぼう!”という意味になりますが、これを「또(ット)」に変えると

 

놀자ット ノルジャ ⇒ また遊ぼう

、”帰り際の挨拶”の様になってしまいます。

 

似た言葉ですが、意味が全く変わってしまうので、注意して使いましょう。

 

韓国語の「もっと」더욱(トウッ)との違い

 

もう一つ、韓国語には「もっと」を表す単語「더욱(トウッ)」という言葉があります。

「더(ト)」と「더욱(トウッ)」は意味は同じですが、

「더욱(トウッ)」は「더(ト)」を強調した形となり、「もっと、より一層」という意味で使われます。

공부 더 열심히 할게コンブ ト ヨルシミ ハルケ

공부 더욱 열심히 할게コンブ トウッ ヨルシミ ハルケ

この二つの文章はどちらも「勉強をもっと一生懸命する」という文章ですが、「더(ト)」を使っている上の文章はただ単に

「もっと勉強を一生懸命する」

というニュアンスなのに対し、「더욱(トウッ)」を使った下の文章は

「今も一生懸命勉強しているけど、より一層頑張る」

というニュアンスになります。

 

また、더욱(トウッ)を更に強調した「더 더욱(トトウッ)」という単語もあります。

 

韓国語の「もっと」を使った例文

次に韓国語の「もっと」を使った例文を紹介していきます。

韓国のネイティブ達が良く使う表現や、韓国旅行や友達との会話で実際に使えるフレーズを紹介していくのでぜひ覚えてみてください☆

もっと~したい

빨리 뛰고 싶어
読み方:ト ッパッリ ッティゴ シポ
意味:もっと早く走りたい

 

같이 있고 싶어
読み方:ト カチ イッコ シポ
意味:もっと一緒にいたい

 

思っていたよりももっと~

생각보다 맛있어
読み方:センガッツボダ ト マシッタ
意味:思ったよりももっと美味しい

 

상상보다 훨씬 미인이시네요.
読み方:さんさんぼだ フォルッシン ト ミイニシネヨ
意味:想像よりはるかに美人でいらっしゃいますね

もっと~になった

멋있어졌다.
読み方:ト モシッソジョッタ
意味:もっとカッコよくなった

 

유명해졌다.
読み方:ト ユミョンヘジョッタ
意味:もっと有名になった

 

もう~

조금만 열심히 하자
読み方:チョグマン ト ヨルシミ ハジャ
意味:もう少し頑張ろう

 

두개만 주세요
読み方:トゥゲマン ト ジュセヨ
意味:もう2つください

 

한번 해보자!
読み方:ハンボン ト ヘボジャ
意味:もう一回やってみよう!

 

 

韓国語の”あの動詞”を使って「もっと」の文章が作れる!

 

韓国語の基本の動詞のひとつ「보다ボダ(見る)」と同じ보다ボダという単語にも「もっと」という意味があります。

「더(ト)」よりも少しかしこまった「より」「更に」という意味で、書き言葉や大勢の前で話す時、キャッチフレーズなどでも良く使われる表現です。

特にレポートや作文などで使うと「더(ト)」よりも洗礼されたかっこいい文章になるので、覚えて置いて損はない表現です。

 

「보다」を使った例文

 

보다 나은 미래를 위해
読み方:ボダ ナウン ミレル ウィヘ
意味:より良い未来の為に

보다 빠르게 보다 높게
読み方:ボダ ッパルゲ ボダ ノッケ
意味:より早く、より高く

 

 

韓国語の「もう」のまとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は韓国語のもっと「더(ト)」について解説しました。

この記事のまとめは以下の通り

発音は「”あ”の口」で「ト」と発音すること

「또(ット) また」と「더(ト) もっと」は間違えない様に

「더욱(トウッ)」は「더(ト)」の強調

「더(ト)」はまた使用頻度の高い単語なので、ドラマやバラエティ番組でも使っているのを聞き取ることが出来るようになります。

ドラマやバラエティ番組を見ながら実際のネイティブはどのように「더(ト)」を使っているのか聞き続けると自然と使い方も身に付きます。

リスニングに効果的な韓国ドラマはこちらの記事で詳しく紹介しているので参考にしてみてください!

それでは今回はこの辺で!

ハム子
ハム子
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ABOUT ME
ユカ
ソウル在住、韓国語通訳・翻訳の仕事をしている。kpopにハマり、独学で韓国語の勉強を始め、現在は韓国ソウルにある某有名韓国企業で開発系の専門通訳・翻訳を担当。 延世大学語学堂9カ月在学経験あり。TOPIK6級。
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