韓国語でもっとは더(ト)!意味・発音・또(ット)や더욱の違いを解説

📝 この記事の結論
韓国語「더」「더욱」の意味は「もっと」です。基本形は「더(ト)」で、発音は「ア」の口の形で「オ」と発声するのがコツ。「또(ット)=また」とは全く別の単語なので注意。より強調したい時は「더욱(トウッ)」を使います。
\ 独学の最短ルートを公開中! /
アンニョンハセヨ。
韓国語教員養成課程を修了し、現在は韓国現地企業で専属通訳・翻訳をしていたyuka(@allaboutkankoku)です。
韓国語で「もっと」という意味の더(ト)。日常会話で頻出する単語ですが、実は日本語話者が最もつまずきやすいポイントがいくつかあります。
- 発音が「ト」なのに日本語の「ト」と違う
- 「또(ット)=また」と混同してしまう
- 「더욱(トウッ)」との使い分けが分からない
この記事では、韓国語教員養成課程で学んだ音声学の知識と7年間の通訳経験をもとに、日本人が間違えやすい発音のコツから또との決定的な違い、더욱との使い分けまで徹底解説します。
「もっと」の韓国語は「더(ト)」|意味と読み方
「もっと」は韓国語で「더(ト)」と書きます。
意味は大きく分けて2つあります。
| 分類 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| ①追加の더 | 加えてさらに | もっと食べたい、もう1つください |
| ②程度の더 | ある基準より程度が大きく | 思ったよりもっと美味しい |
【①追加の더】
더 먹고 싶어.(もっと食べたい)
더 놀고 싶어.(もっと遊びたい)
【②程度の더】
생각보다 더 맛있어.(思ったよりもっと美味しい)
작년보다 더 추워.(去年よりもっと寒い)
「더(ト)」の正しい発音|日本語の「ト」とは違う
더の発音はカタカナで書くと「ト」ですが、日本語の「ト」とは口の形が全く違います。

YUKA先生
教員養成課程で学んだ音声学の知識💡
韓国語の母音「ㅓ」は、日本語の「オ」と「ア」の中間音です。
【発音のコツ】
①「ア」と言うときの口の形(縦に大きく開ける)を作る
②その口の形のまま「オ」と発声する
→ これが韓国語の「ㅓ」の正しい発音です
日本語の「ト」は口を小さく丸めて発音しますが、韓国語の「더」は口を縦に開けたまま発音します。
この発音の違いは、次に説明する「또(ット)」との聞き分けにも直結するので、しっかり練習しておきましょう。
「또(ット)」と「더(ト)」は別物!意味が全く違う
日本人学習者が最も間違えやすいのがこの2つの混同です。
| 単語 | 発音 | 意味 | 子音の種類 |
|---|---|---|---|
| 더 | ト | もっと | 平音(ㄷ) |
| 또 | ット | また・再び | 濃音(ㄸ) |

YUKA先生
濃音(ㄸ)の発音ポイント💡
「또」の「ㄸ」は濃音と呼ばれ、喉を詰まらせるように発音します。
日本語で言うと「あっ、た!」の「っ」の部分のように、一瞬息を止めてから「ト」と言うイメージです。
混同すると意味が真逆になる例
例えば「놀자(遊ぼう)」に「더」と「또」をつけると…
더 놀자 ⇒ もっと遊ぼう
→「帰らないで、もう少し一緒にいよう」というニュアンス
또 놀자 ⇒ また遊ぼう
→「今日は解散、また今度ね」という帰り際の挨拶
「더욱(トウッ)」との違い|강調(強調)の度合い
韓国語には「もっと」を表すもう一つの単語「더욱(トウッ)」があります。
| 単語 | 意味 | ニュアンス | 使用場面 |
|---|---|---|---|
| 더 | もっと | シンプルな「もっと」 | 日常会話 |
| 더욱 | より一層・さらに | 강조(強調)が入る | フォーマル・書き言葉 |
| 더 더욱 | さらにもっと | 最上級の強調 | 演説・スピーチ |
공부 더 열심히 할게
→「勉強、もっと頑張るね」(シンプル)
공부 더욱 열심히 할게
→「今も頑張ってるけど、より一層頑張るね」(強調あり)
韓国語の「もっと」を使った例文|場面別フレーズ集
韓国ドラマや日常会話で実際に使えるフレーズを場面別に紹介します。
もっと〜したい
더 빨리 뛰고 싶어
読み方:ト ッパルリ ッティゴ シポ
意味:もっと早く走りたい
더 같이 있고 싶어
読み方:ト カチ イッコ シポ
意味:もっと一緒にいたい
한국어를 더 잘 하고 싶어
読み方:ハングゴルル ト チャル ハゴ シポ
意味:韓国語をもっと上手になりたい
思っていたよりももっと〜
생각보다 더 맛있어
読み方:センガッポダ ト マシッソ
意味:思ったよりもっと美味しい
상상보다 훨씬 더 미인이시네요
読み方:サンサンボダ フォルッシン ト ミイニシネヨ
意味:想像よりはるかに美人でいらっしゃいますね
もっと〜になった
더 멋있어졌다
読み方:ト モシッソジョッタ
意味:もっとカッコよくなった
더 유명해졌다
読み方:ト ユミョンヘジョッタ
意味:もっと有名になった
もう〜(追加のニュアンス)
조금만 더 열심히 하자
読み方:チョグンマン ト ヨルシミ ハジャ
意味:もう少し頑張ろう
두 개만 더 주세요
読み方:トゥゲマン ト ジュセヨ
意味:もう2つください
한 번 더 해보자!
読み方:ハンボン ト ヘボジャ
意味:もう一回やってみよう!
▼ 関連記事
「〜したい」の表現をもっと詳しく知りたい方は、韓国語の独学ロードマップで基礎文法をチェック!
「보다(ボダ)」を使った「より・もっと」の表現
実は、「見る」という意味の動詞「보다(ボダ)」と同じ形の「보다(ボダ)」にも「より」「もっと」という意味があります。
「더(ト)」よりもフォーマルで洗練された印象を与えるため、以下のような場面で使われます。
- レポートや論文などの書き言葉
- プレゼンや会議での発表
- 広告のキャッチコピー
보다 나은 미래를 위해
読み方:ボダ ナウン ミレルル ウィヘ
意味:より良い未来のために
보다 빠르게 보다 높게
読み方:ボダ ッパルゲ ボダ ノッケ
意味:より早く、より高く
「더」の発音が「ド」に聞こえる理由|有声音化
韓国ドラマを見ていると、「더」が「ト」ではなく「ド」に聞こえることがあります。
これは韓国語の有声音化というルールが原因です。
🎓 有声音化とは?
韓国語の平音(ㄱ, ㄷ, ㅂ, ㅈ)は、母音と母音の間や鼻音(ㄴ, ㅁ, ㅇ)の後に来ると、濁った音に変化します。
例:
・나도(ナド):私も → 「도」が「ド」に聞こえる
・얼마나 더(オルマナ ド):どれだけもっと → 「더」が「ド」に聞こえる
つまり、「더」自体は「ト」と発音するのが正解ですが、前後の音によって「ド」のように聞こえることがあるのです。
韓国語「もっと」のまとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は韓国語の「もっと」を意味する「더(ト)」について、発音のコツから類義語との使い分けまで詳しく解説しました。
発音は「ア」の口の形で「オ」と発声
또(ット)=またと混同しないこと
더욱(トウッ)は「더」の強調形
フォーマルには보다(ボダ)も使える
有声音化で「ド」に聞こえることがある
「더(ト)」は使用頻度が非常に高い単語なので、ドラマやバラエティ番組でも頻繁に聞こえてきます。
ぜひ実際の会話やドラマで「더」がどのように使われているか意識して聞いてみてください。自然と使い方が身についてきますよ!
よくある質問(FAQ)
「더(ト)」は「もっと」という意味で、何かを追加・継続するニュアンスがあります。一方「또(ット)」は「また・再び」という意味で、別の機会に繰り返すニュアンスです。発音も「ㄷ(平音)」と「ㄸ(濃音)」で異なります。
基本的な意味は同じですが、「더욱(トウッ)」は「より一層・さらに」と強調のニュアンスが加わります。日常会話では「더」、フォーマルな場面や書き言葉では「더욱」を使うことが多いです。
「ア」の口の形(縦に大きく開ける)を作り、その形のまま「オ」と発声します。日本語の「ト」は口を小さく丸めますが、韓国語の「더」は口を開けたまま発音するのがポイントです。
「더 더욱(ト トウッ)」は「더욱」をさらに強調した形で、「さらにもっと・より一層」という最上級の強調表現です。スピーチや熱い場面での表現として使われます。
韓国語の「有声音化」というルールが原因です。母音と母音の間や、鼻音(ㄴ, ㅁ, ㅇ)の後に平音が来ると、濁った音に変化します。ハングルでは「더」と書きますが、前後の音によって「ド」のように聞こえることがあります。











