こんにちは。KPOPにハマり韓国語を独学からスタートし、現在は韓国ソウル在住、某有名韓国企業にて通訳・翻訳の仕事をしているユカです。
みなさんもご存じかとは思いますが、韓国語も日本語のように「こそあど言葉」が存在します。
自分がなにを伝えたいのかを表現する際に「こそあど言葉」は必須となりますので、これだけ知っていれば問題ない6種類のこそあど言葉、そして実際に使える例文を紹介していきます。
- 韓国語の「こそあど言葉」を覚える
- 「こそあど言葉」を使った例文を確認する
- 日本語と韓国語の「こそあど言葉」の違い(注意点)
韓国語の「こそあど言葉」を覚えよう!
そもそも韓国語には「こそあど言葉」という表現はなく、しいて言うのであれば
- 지시대명사 [指示代名詞]
- 지시사 [指示詞]
といったように表現します。
そして韓国語のこそあども日本のこそあどと同じ
”自分との距離”
により使い分けることができます。
韓国語の「こそあど言葉」早見表
韓国語のこそあど言葉を表にまとめました。
この これ ここ こちら こんな こう | 이(イ) 이거(イゴ) 여기(ヨギ) 이쪽(イッチョク) 이런(イロン) 이렇게(イロケ) |
---|---|
その それ そこ そちら そんな そう | 그(ク) 그거(クゴ) 거기(コギ) 그쪽(クッチョク) 그런(クロン) 그렇게(クロケ) |
あの あれ あそこ あちら あんな ああ | 저(チョ) 저거(チョゴ) 저기(チョギ) 저쪽(チョッチョク) 저런(チョロン) 저렇게(チョロケ) |
どの どれ どこ どちら どんな どう | 어느(オヌ) 어느 것(オヌゴッ) 어디(オディ) 어디 쪽(オディッチョク) 어떤(オットン) 어떻게(オットケ) |
韓国語のこそあど言葉 ①この・その・あの・どの
- この→이
例文: 이 책은 얼마에요? (この本はいくらですか?)
- その→그
例文: 그 시간에 맞춰서 갈게. (その時間に合わせていくね)
- あの→저
例文: 저 사람 누구야. (あの人誰?)
- どの→ 어느
例文: 어느 나라가 가장 가까워? (どの国が一番近い?)
韓国語のこそあど言葉 ②これ・それ・あれ・どれ
- これ→ 이거
例文: 이거 주문 해도 돼요? (これ注文してもいいですか?)
- それ→그거
例文: 그거 지금 유행하는 옷이잖아. (それ今流行ってる服じゃん!)
- あれ→저거
例文: 저거봐. 분명히 이상한 사람이야. (あれ見て。絶対変な人だよね)
- どれ→어느 것
例文: 어느 것이 제일 인기가 많아요? (どれが一番人気がありますか?)
韓国語のこそあど言葉 ③ここ・そこ・あそこ・どこ
- ここ→여기
例文: 여기서 기다려줘~ (ここで待ってて~)
- そこ→거기
例文: 거기 바로 앞에 있잖아. (そこ、すぐ前にあるじゃん)
- あそこ→저기
例文: 저기 써있는 사람이 우리 아빠야. (あそこに立ってる人が私のパパだよ)
- どこ→어디
例文: 어디서 오셨어요? (どこから来られたのですか?)
韓国語のこそあど言葉 ④こちら・そちら・あちら・どちら
- こちら→이쪽
例文: 이쪽으로 오세요. (こちらに来てください)
- そちら→그쪽
例文: 그쪽으로 갈게! (そっちに行くね!)
- あちら→저쪽
例文: 저쪽 자리로 옮겨도 돼요? (あちらの席に移ってもいいですか?)
- どちら→어느 쪽
例文: 어느 쪽도 상관 없어요. (どちらでも構いません)
韓国語のこそあど言葉 ⑤こんな・そんな・あんな・どんな
- こんな→이런
例文: 나 이런 사람이야. :(私はこうゆう人だから)
- そんな→그런
例文: 왜 그런 말 한거야? :(なんでそんなこと言ったの?)
- あんな→저런
例文: 이런 저런 얘기. :(こんな話あんな話)
- どんな→어떤
例文: 어떤 내용이였요? :(どんな内容だった?)
韓国語のこそあど言葉 ⑥こう・そう・ああ・どう
- こう→이렇게
例文: 친구가 이렇게 말했다. (友達がこう言った)
- そう→그렇게
例文:꼭 그렇게 해야하는 건가? (必ずそうしないといけないの?)
- ああ→저렇게
例文: 저렇게 뚱뚱한 사람 많이 없잖아. (ああ太ってる人はそういないよね)
- どう→어떻게
例文: 어떻게 해야 어려보일까? (どうしたら若く見えるかな?)
知ってて便利!韓国旅行で使える「こそあど」フレーズ
自分の意思を示す「こそあど」は韓国に旅行に行った時も大活躍します。
いくつか使えるフレーズを紹介しますので、旅行を計画している方はあらかじめ覚えておくと便利です。
- 이거 얼마에요? :(これいくらですか?)
- 이거 하나 주세요. :(これひとつください)
- 여기서 세워주세요. :(ここで止めてください(タクシーで))
- 여기까지 어떻게 갈 수 있어요? :(ここまでどう行けばいいですか?(地図を見ながら))
- 지하철은(버스는) 어디서 탈 수 있어요? :(地下鉄は(バスは)どこで乗れますか?)
- 저 신발을 한번 신어봐도 돼요? :(あの靴、履いてみてもいいですか?)
- 거기까지 가는데 어떤 방법이 있어요? :(そこまで行くのにはどのような方法がありますか?)
- 거기에 이쁜 카페는 있어요? :(そこにはかわいいカフェがありますか?)
- 재미있는 곳 어디 추천해주세요. :(面白い場所、どこかオススメありますか?)
- 한국 어디 출신이세요? :(韓国のどこ出身なのですか?)
日本語と韓国語の「こそあど」の違い
日本語と使い方は似ていますが、韓国語の「こそあど言葉」を使う時にはちょっとした決まりがあります。
ルール1:見えないものについて話す時は”그”をつかう。ex)그 사람(あの人), 그 시절(あの時代)
ルール2:이거,그거,저거とほぼ同じ意味で”이것,그것,저것”もありますが、こちらはより特定の”もの”について使うイメージ。ex)이것은 내꺼야(これは私のものだ!)
韓国語を勉強して例文をたくさん見ていくうちに、自然と「この場合は그거, この場合は저거,この場合は이것と言ったように自然と区別ができるようになるものです。
ちなみに韓国人の友達は「이거と이것の区別は特にしていないよ。」と言うことだったので、こちらに関してはそこまで重要視はする必要ないかと。
それより、最初のうちは正しい文法を追求するよりも「いかに多くのフレーズを実際に使ってみることが出来るか」が重要です。
また、ルールとは言っても、その時の話の流れや背景でも変わってくるので、そこまで細かく考える必要はないです。
まとめ:韓国語の「こそあど」をマスターしよう!
いかがでしたでしょうか。
この記事をまとめると以下の通りです。
- 韓国語の勉強を始めたorこれから始める人は「こそあど言葉」は比較的最初に覚えよう!
- 韓国へ旅行の予定がある人も「こそあど言葉」のフレーズを覚えるべし!
- 日本語と韓国語の「こそあど言葉」には若干の使い方の違いがあるが、そこまで気にしなくてOK!
どの国の言葉においても「こそあど言葉」を制すればたとえたどたどしくとも自分の言いたいことは何となく言えてしまうものです。
まず一度、この記事に書いてある「こそあど言葉」を全て覚えてみてください。一気に言いたいことが言えるようになるのを実感するはずです。
それでは今回はこの辺で!