アンニョンハセヨ。
韓国語を独学で始め、現在では韓国に住みながらOLしているyuka(@allaboutkankoku)です。
韓国語で「やめて」は何と言うかご存じですか?
「やめて」や「やめてください」は自分の意思表示をするのにもしっかり覚えておきたいフレーズですよね。
韓流ドラマや映画で韓国語を聞いていると「ハジマ」という表現を良く使っていると思うのですが、実は韓国語の「やめて」にはもう一つ「クマネ」という表現もあるのです。
今回の記事では韓国語の「やめて」について使い方と例文、そしてハジマとクマネの使い分けについて解説していきます。
韓国語の「やめて」①ハジマ(하지 마)
1つめの韓国語の「やめて」は「ハジマ(하지 마)」です。
「ハジマ(하지 마)」は
に対して、「やらないで」と伝える時に使います。
例えば、
”그런 말 하지 마(そういう事言わないで)”
”오늘은 바쁘니까 전화 하지 마(今日は忙しいから電話してこないで)”
の文章のように、今初めて言ったことに対して「言わないで」と伝えたり、事前に「電話しないで」と防止するようなことに対して使います。
韓国語の「やめて」②クマネ(그만해)
もうひとつの韓国語の「やめて」は「クマネ(그만해)」です。
「クマネ(그만해)」は文字通りに発音すると「クマンヘ」ですが、”ㄴ”と”ㅎ”合体して、「クマネ」の発音になるので注意しましょう。
「クマネ(그만해)」も「ハジマ(하지 마)」と同じ「やめて」という意味の言葉ですが、
「クマネ(그만해)」の特徴としては
に対して使います。
例えば、
”전화 그만해(もう電話しないで「さっきからずっと電話している」)”
”그 얘기 그만해(もうその話やめて「何度も同じ話をしている」)”
のように、何度も何度も同じことを繰り返している・続けていることに対して「もうこれ以上やめて」という時に使う表現です。

「やめてください」と丁寧に言う韓国語は?
見知らぬ人や自分より年が上の人に「やめてください」と丁寧にいう時は
と言います。
「하지마세요(ハジマセヨ)」と「그만해 주세요(クマネ ジュセヨ)」の使い分けも、上記で説明した通り、”今起こっていること・これから起こること”か、はたまた”続いていること”かによって使いわけます。
年上や自分より目上の人には「やめて」と言いづらいかと思いますが、韓国では自分が不快に思ったことは率直に「やめて」と伝える人が多いです。
やめてほしいと思ったらしっかりと「やめてください」と伝えましょう。

「~しないで」と言いたい時の韓国語
「行かないで」「嘘つかないで」など、動詞に「~しないで」を付けて言いたい時は
動詞の語幹+지마(ジマ)
の形になります。
例えば「行かないで」は「가다(行く)」の語幹「가(カ)」に「지마(ジマ)」を付けて「가지마(カジマ)」。
「食べないで」は「먹다(食べる)」の語幹「먹(モッ)」に「지마(ジマ)」を付けて「먹지마(モッチマ)」です。
「그만(クマン)」の表現を使って、「もうこれ以上~しないで」と言いたい時は、「그만(クマン)」が頭にくる形で
그만(クマン)+動詞の命令形
です。
「もうこれ以上食べないで」は「그만(クマン)」の後ろに「먹다(食べる)」の命令形「먹어(モゴ)」を付け、「그만 먹어(クマンモゴ)」。
「もうこれ以上喧嘩しないで」は「싸우다(喧嘩する)」の命令形「싸워(ッサウォ)」をつけて、「그만 싸워(クマン ッサウォ)」となります。
韓国語で「やめて!」と意思表示できるようにしておこう!
いかがでしたでしょうか。
今回の記事で紹介した韓国語の2種類の「やめて」の使い分けは以下の通りです。
- 하지마(ハジマ):今起こっていること、起ころうとしていることに対しての「やめて」
- 그만해(クマネ):継続してること、繰り返していることに対しての「やめて」
どっちを使っていいか迷ってしまったときは、やめてほしい行為が続いているのか、そうでないのか一度考えてみましょう。
微妙な違いではありますが、この違いを理解して使えるようになると、より正確な韓国語を使いこなせるようになります!
あまり気分のよいフレーズではありませんが、自分が不快に思うこと、嫌なことがあったら「やめて」「やめてください」としっかり伝えてみましょうね!
それでは今回はこの辺で!
