アンニョンハセヨ。
韓国でOLをしながら翻訳・通訳の仕事をしてるyuka(@allaboutkankoku)です。
この記事では
と悩んでいる方のために、韓国の方と食事の際に知っておきたい韓国の食事マナーを紹介していきます☆
外国人なので、知らなくても多めに見てもらえる場合もありますが、”郷に入っては郷に従えという言葉”のとおり、やはり知っておくに越したことはありません。
特にお年寄りや会社などのフォーマルな席では失礼がないよう、韓国の人と食事する機会がある方は是非とも参考にしてください。
韓国の食事マナー
早速韓国の食事マナーについて紹介していきます。
韓国の食事マナーは基本的に以下の5つに気を付けましょう。
- スプーンを下に向けて置く
- 器や茶碗を持ち上げない
- 食器の音を立てない
- 目上の人から食べる
- 目上の人から先に立つ
- ご馳走になったらしっかりお礼を言う
それぞれの理由を解説していきます。
韓国の食事マナー①スプーンを下に向けて置く
以外かも知れませんが、スプーンの表を下に向けて置いてはいけません。
つい癖食べ終わった後は下を向けて置いてしまいますが、これはNGです。表を上に向けて置きましょう。
韓国の食事マナー②器や茶碗を持ち上げてはいけない
日本では持ち上げて食べるのがマナーですが、韓国では器や茶碗を持ち上げてはいけません。
取引先と会食などの場合は、緊張してしまうとつい日本のマナーがでてしまいますが、器は持ち上げないように気を付けましょう。
韓国では食器を置いたままスープなどもすくって食べるのが基本です。
韓国の食事マナー③スプーン、箸が食器にあたらないように食べる
スプーン、箸はなるべく音を立てずに使いましょう。
韓国のスプーンや箸は銀でできており、食器にあたるとカチカチという音がなってしまい難しいのですが、なるべく音を出さないように気を付けて食事をしましょう。
韓国の食事マナー④目上の人が先に食べる
韓国では飲み会などの席でも目上の人が先にご飯を食べるのを確認してから食べるのがマナー。
「食べて食べて」などといってくれる方もいるので、その時はすなおに「먼저 먹겠습니다(モンジョ モッケッスムニダ) 意味:先にいただきます。」といって食べるようにしましょう。
韓国の食事マナー⑤目上の人が先に席を立つ
先ほどの目上の人が先に食べるのと同じように、目上の人が食事を終えた後、先に立つのを確認してから立たなければいけません。
自分がお腹がいっぱいになったからと言って先に立つのは控えましょう。
韓国の食事マナー⑥ご馳走になったらお礼を言う
もしもご馳走になったらしっかりとお礼を言いましょう。
韓国語でお礼をいうことで、きっとご馳走してくれた方も喜んでくれるはずです。
以下の記事で韓国語の「ありがとう」をたくさん紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください
日本ではNGだけど韓国ではOKな食事マナー
日本ではタブーとされているマナーの中で韓国ではOKなものもあります。
韓国の方と食事をするときに驚かないように、あらかじめ覚えておきましょう。
韓国では許される①くちゃくちゃ音を立てて食べる
実際に韓国に来ると本当に音を立てて食べる人=クチャラーがめちゃくちゃ多いです。
しかし実は韓国では一応食事中音を立てて食べるのは禁止事項なんです。小さいころには「音を立てて食べてはいけない」も習う人も多いとのこと。
でもなぜか音を立てて食べる人が多いんですよね…
マナー的にはNGではありますが、みんなあまり気にしてないのが現状です。
韓国では許される②渡し箸
韓国の方と食事している際に、「ほら、これ食べてみなよ」と言われて渡し箸をされた時はびっくりして掴めませんでした。
日本では亡くなった方のお骨を箸で渡すことから、NGとされていますが、韓国ではそういった文化がないため。
日本人にはちょっと抵抗がありますが、韓国では渡し箸は特にマナー違反ではありません。
韓国では許される③鍋を自家箸でつつく
韓国では鍋は皆でつっいて食べる文化です。
取り分けて食べることもありますが、お酒の席などではみんな鍋をつっついて食べていることが多いです。
潔癖の方は少々辛いかもしれませんね汗
韓国のお酒の席でのマナー
次に韓国のお酒の席でのマナーを紹介していきます。
韓国のお酒の席でのマナーは以下の5つ。
- お酒を注ぐときは偉い人順
- おさげを注ぐときは手を添えて
- 注いでもらう時は両手でコップを持つ
- お酒を飲む姿を隠す
ほぼ日本のお酒の席のマナーとにていますが、韓国独特なマナーも。
友達との飲み会などはあまり気にしなくても良いかもしれませんが、先輩
取引先、初対面の相手、とお酒を飲むときはお酒の席でのマナーを覚えておくのが良いでしょう。
韓国のお酒の席のマナー①お酒を注ぐときは一番偉い人から
これは日本でも常識ですが、お酒を注ぐ際は一番偉い人から注ぐようにしましょう。
まず一番偉い人に注ぎ、その次に偉い人…という順に注いでいきます。間違っても下の人から注いでいったりしないようにしてください。
韓国のお酒の席のマナー②お酒を注ぐときは手を添えて
お酒を注ぐ際は、瓶を持ってる手首に反対の手を添えます。
中には瓶を持ってる側の二の腕に手を添える人もいるのですが、これは朝鮮時代に洋服が料理に付かないようにするためだったそう。
手首でも二の腕でもどちらでも構いませんので必ず反対側の手を添えるようにしましょう。片手でお酒を注ぐのは控えまましょう。
韓国のお酒の席のマナー③注いでもらうときは両手でコップを持つ
反対にお酒を注いでもらうときは、両手でコップを持つようにしましょう。
コップを両手で包むように持つのが一般的です。
韓国のお酒の席のマナー④飲む姿を隠す
これは日本には全くない韓国独特のマナーです。
目上の人とお酒を飲む際に、自分がお酒を飲んでる姿を相手に見せない様に隠します。
目の前に目上の人が座っている場合は、軽く横を向いて手で口元を隠すようにして飲みましょう。軽く後ろを向いて飲むのもOkです。
これをやると韓国の人に「韓国のマナーわかってるね~!」と喜ばれるので、飲み会の際のネタ作りのためにも実践してみてください。笑
まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事では
- 韓国の食事のマナー
- 韓国のお酒の席でのマナー
を紹介しました。
韓国は儒教の国であり、特に目上の人に対する敬いが日本にくらべてはるかに強い国です。中にはあまり気にしない方もいるかと思いますが、相手との関係をより良くするためにも、相手の文化のマナーを大切にしましょう。